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白銀の黒帝  作者: 八木恵
2章:学園編
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学園転入②

午前の授業が始まる。


午前の授業は、「魔法基礎学」、「歴史」、「数学」で、今週は午後は授業がないらしい。

そのほかの科目は、「地理」、「魔物生態学」、「植物」、「戦術基礎」となっている。


午後の授業はほぼ実技で、前期は「体術基礎」、「剣術基礎」、「攻撃魔法基礎」、「防御・回復の魔法基礎」、「基礎体力」となる。


1年目は、基礎重視で、クラス担任が学科と実技を担当。


◇◇◇

さっそく授業がはじまり、生徒達はみな教科書とノートを開き、黒板に書いた内容や注意点などを各自ノートに記載している。 流石は名門の学園という事で、授業態度はみんな真面目だ。


自分は、既に教科書を読み終えてしまった。。 する事がないから、窓の外をみながら、頭の中ではなんか便利な魔術を作るかと考えていた。 リンは教科書とノートを開いて、何か書いていた。 

魔術を検討しながら、今朝は慌ただしく来たのでバックの中には、読書用の本を入れていなかった。 次元ボックスにはあるが、ジルに人前では使うなと言われていたので、どうするかなど考えていた。


授業と授業の間には、休憩時間があるらしい。 生徒達がリンに話かけていたみたいだが、自分は構われるのも嫌だったから、窓の外を見て、来た奴は全て無視していた。 ったくよ、早く終われよ。。 暇すぎるし。 しかも、タバコ吸えねーしな。 そう言えば、イアンがもし喫煙したくなったら、変わりに飴舐めればいいって昨日教えてくれたっけ。 だから、久方振りに、昨日イアンからもらった棒付きの飴をを舐め始めた。 うん、これで、一時期は大丈夫そうだな。


一方、授業が始まってから、教科書もノートも出さずに窓の外を見ているだけのシュンは、グランにとっては謎だった。 あいつ、教科書ないのか? ノーマスはあるみたいだ。 って、授業中なのに、飴舐め始めたぞ。


「フリークス」

「おい!フリークス」


俺が呼んでいるのに、あいつめ、まったく反応しない。 しかたない。 席の近くまでいくか。

ボーっと外を眺めて飴を食べていたシュンに、グランが呼んでいるのを気づいていない。

というか、フリークスという苗字になれていないのであった。 


「シュン」


リンが呼ぶ声で、俺はなんのようだと思いリンのほうを向く。 そこには、グランもいた。

グランは、なんか、呆れた顔をしていた。


「シュンと言わないとお前は気付かないのか? まぁいい、シュン、お前何を食べてる。 授業中は飲食禁止だぞ。 今回は始めてだから許すが気をつけろよ。」


そういって、立ち去り教壇の方へ移動するグランだった。

「えー、校則にそんな事書いてなかったよー。 だからいいかと思ったのにー」


「めんどくせぇー。 暗黙の了解ってやつだ。 おいおい、知っていけ。 まぁ、授業再開するぞ。 飴を食べているシュン、とりえあず、ギルドランクに何があるか答えろー」


「教科書に書いてなかったよ。 だから、知らなーい」


それを聞いたリンは、わざとかと思ったが、シュンの様子からみて本当に知らないようだ。


「確かに教科書には書いてないが、常識だぞ。 それに、お前ギルド隊員候補生なのに知らないのか。 お前、なんかいろいろちぐはぐだな」


グランは呆れながら、溜息をつき、俺の前に座る男子を指名するのだった。

「んじゃ、シュンの前の席にいるフレイ、お前が代わりに答えろ」


フレイと呼ばれた生徒は元気よく立ち上がり答えるのだった。

「はい、ギルドランクは、Fから始まり、E、D、C、B、A、で、その上がS、SS、SSSとなります。 SSSがギルド隊員の隊長クラスといわれていて、国王の任命によって選定される帝のランクがZです。 で、王国いや世界最強のランクがXで、この世界でただ1名となります。 現在では二つ名『白銀の黒帝』様がそうです。」


フレイはグランの合図を待つことなく、席を座るのだった。


ギルドランクってそういう区切りがあるんだな。 あんま、興味ないから気にした事もないし、ギルドカードも確認した事なかった。 って、俺、ランクXだったの? 知らなかった! まじ! てか、その中二病の二つ名、恥ずかしいから言わないでほしいし、様とかつけんなよ。 あ、飴終わった。 。


「シュン、ギルドのランクは分かったな。 どうした? お前、黒帝が好きなのか?」

「ううん、別にぃー。 ちょうど飴が終わったんだ」



周りの生徒の目線が、シュンに集まるのだった。

こいつまじか。 という感じになる。 戦争や討伐の功労者である、黒帝は人気が高く、皆のあこがれの存在なのだ。 そのため、別にというシュンの態度が不思議でしょうがないのである。


その間、リンは念話。

リン:「シュン、自分のランクしらなかったのか?」

シュン:「興味ねぇーから、知らねぇー。 てか、ギルドにランクあんのも知らねー。」

リン:「そうか、シュンらしいな」


◇◇◇


つつがなく授業も終わり、というかシュンは外を眺めていただけで終了。

明日は朝礼なしで9時にグランド集合であることをグランが伝えておわる。


すると、何人かがリンの所へ行き、ランチへ行こうなど、一緒に帰ろうなど誘うがすべて断るリン。

それを眺めるシュンであった。 皆がなんだかんだとあきらめ教室から誰もいない事を確認し、教材すべてを机にしまって転移で寮の部屋に戻るシュンとリンだった。




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