エピローグ
行きつけの店にきたシュン、リン、イアン達。
全員エールのグラスを持ち、イアンの号令で乾杯する。
「隊長にリンさん、成人おめでとうっす」
「おう」「ああ」
シュンとリンも嬉しそうにエールを飲み干す。
「「いい、のみっぷりっすね」」
「今日は、約束通り、俺らの奢りっす」
「しこたま飲んでいいっすよ」
シュンがタバコを吸いながらいうのだった。
「あったりめぇーだ」
次々にエールをお替りする5人。 1人10杯は飲んだだろうという所だ。
「俺らも結構酒つよいっすけど、隊長達って、変わんねーし、普通は成人まもないとあんまエールのめないんすけど、平気っすね」
イアンが不思議そうに言うのだった。
シュンは、タバコに火をつけて一服するのである。
「アークがよ、タバコ以外にも俺のために、エールとワイン作ってたんだ。 んで、アーク所で、リンと含めて毎日しこたまのんでたし、一度も酔わなかったな」
「ああ、われもだ。 アークが、ザルだっていってたな」
「ああ、いくら酒のんでも酔わねぇーな。 しかも、うめぇーしな」
タバコをふかしながら、エールを飲んでいるシュンだった。
「んじゃ、アークさんって、隊長のために、タバコと酒用意してたってことっすか?」
「ああ、成人だからだっていってたぞ」
「お前らにもやんよ」
とニタリ笑い、タバコを加えたシュンがアーク産のエールとワインの小樽をイアン達に渡すのだった。
受け取ったイアン達は嬉しそうだ。
そして、店内だというのに早速その場でエールを飲み始めるイアン達だ。
「「「うめぇーっすわ」」
「だろー。 アークの酒、うめぇーんだ」
タバコを吸いながら、アーク産のエールを褒められてと上機嫌なシュンである。
こうして、アーク産のエールやワインを開け、店のエールも頼み、今夜はかなり長い時間滞在する5人。 5人全員ザルで、いくら飲んでも酔わず、店が閉店時間となり会計をする。 イアン達は会計の金額に驚くが、今夜はしょうがないといい3人で折版して支払うのであった。
ギルド前、やっとイアン達におごってもらって、嬉しいシュンは上機嫌でイアン達と別れるのであった。 そして、その後はリンと濃厚なセックスをし、一日が終わる。
成人しても、シュンとリンの行動は変わらない。 イアン達と訓練したり、任務をする。 5人で討伐後は、行きつけの店にいく。 変わったのは、シュンとリンの飲み物がジュースから酒にかわり、シュンがタバコを吸っているくらいだ。
もちろん、無表情ではなく、シュンもリンも表情が豊かになり、イアン達とはよく笑うようになる。
こうして、仲間内だけだが、楽しく任務をこなし、イアン達との日々をすごすシュンとリンであった。