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白銀の黒帝  作者: 八木恵
外伝1出会い 4章:もう一人の出会い  
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奴隷の少女

シャワー室からでたシュンは部屋着で、素顔のままでてきた。


少女は、シュンの姿をみて驚く。 身長は、154CMぐらいだが、眉目秀麗すぎる容姿に髪は綺麗な銀髪で、瞳の色は紫だった。少女は、「お前の顔、きれいだな。 びっくりした。 髪も瞳もきれいだ」というだけだった。 


少女は、身長は自分より10CMぐらい高く160CMで、髪は肩までかかる濃紺のストレートで、瞳はルビーの色のように赤く容姿端麗だが、シュンは容姿についてはあまり興味はなく、シュンの素顔をみて人生で初めて抱き着いてこない少女に興味がさらにわく。


「お前、おもしろい。 俺、女嫌いなんだけど、お前はちょっと違うみたいなんだ。 俺はシュン」と無表情でいいながら、1人席のソファーに座るのだった。


少女もシュンの言動が意味がわからないが、シュンの無表情だが、言動や行動に興味をもち、「われはリン、13歳だ。 あの家で、9歳から性奴隷にされ、10歳から暗殺術をしこまれた」とリンも無表情にいう。 


「俺も13歳だけど、リンは暗殺術まなんでるのに、弱いね。」

「同じ年齢だったのか。 われは今日はじめてなすすべもなく負けた。 ちょっと悔しい」と無表情である。 

俺が少し考えて、「リンは、無臭だから、ここにいていいよ。 俺が、教えてあげるよ」というと、リンは「ああ、そうする」と承諾する。


こうして、シュンは無臭だからという理由で、リンを勝手に部屋に連れてきて生活する事になる。

シュンはリンに寝室には入ってくるなといい、服や本等の場所、洗面など使用していい部屋を伝えるのだった。リンに、毛布を渡し、自分は寝室にいくシュン。 キッチンにはコーヒー豆、コーヒー挽とドリップのみで、それ以外のものは非常食が置いてあるだけだった。


◇◇◇

Side:リン


われは、リン13歳。 われの親は、母親が踊り子で、父親はどこかの貴族らしい。 だからわれの髪の色は、この国で珍しく紺色で瞳の色も珍しいらしい。 われが生まれた時に、父親には認知されずしかたなくわれを育てるために母親は娼婦になった。 われが6歳の時に、母親は病で死んでしまい、われは娼婦宿の下働きをしていた。


娼婦宿には、われと同じような幼い少女たちがいるが、定期的に彼女たちは売られていった。

自分が売られるまで、彼女たちがどうしていなくなったかわからなかったけど、あの日9歳の時、優しそうな貴族の男性と彼の執事がやってきて、われ以外にも数名の同い年の少女たちを買った。 その時に奴隷契約させられて首輪がつけられた。 抵抗する方法もすべもなくなされるがままだ。


その貴族の男の屋敷には、10代前半の幼女が多く、なかには10代後半だが見た目は幼女体系ばかりがみな首輪をつけていた。 相部屋だが、服も食事も不自由のない生活だけが保障されていた。


それから、一週間ほど普通の生活をしながら、医師がきて検査をした。 その時下腹部にいろいろされた。 それと同時に、われに魔力が多いという事がわかり、魔力のある子どもは集められて日中は戦闘訓練と魔法の勉強をする。われを買った貴族は命を狙われやすく、我たちが戦う必要があるらしい。


そして、ある日の夜、われをかった貴族、ご主人様に呼ばれた。

そこでみた光景は、泣き叫ぶ少女を犯している姿だった。 少女はなんども殴られて、最後はぐったりして動かない。 われは、娼婦宿にいたから、自分がこれから何をされるかすぐわかった。 まだ、死にたくない。 その一心だけで、われはご主人様のいうように奉仕し、飲み込んだ。


「リン、いい子だ。 中に入れるよ」って言われて、われの下腹部に何かを塗り、一物がわれの中にはいった。 中にはいった時、ぶちっと音がしたが、ご主人様は一心不乱に腰をふる。 部屋のお香のせいかわれもおかしくなってきて、勝手に腰が上がる。 なんどか突き上げられ中に注がれた。

ようやく解放され、部屋に戻ってシャワーを浴びる。 ここのご主人は幼女趣味で、幼女としか性交をしないと後日他の先輩奴隷に言われた。


それからだ、われは生きるためだけに、ご主人に言われるがまま性交を繰り返し、同じ趣味の男とも乱交する事もある。 そして、10歳の時に、戦闘において暗殺にむいているという事から暗殺に特化した訓練をするようになった。 暗殺の中には、用済みの奴隷の殺害もある。 徐々にわれは感情をなくした。


そして、きっとわれも成長したら終わりだと思い始めた時、今夜の乱交の場はわれは待機して情事をみせつけられていた。 女のみに効くとされる発情のお香がたかれている。 すると、1人の乱入者、暗殺者がご主人様含めて次々と殺していく。 われも殺されるのかと、抵抗したがいとも簡単に武器を取られた。

「お前、女か?」って少年の声だ。 「われは女だ」と答えたら、「お前、女なのに臭くない。 しかも無臭。 俺とくるか?」って聞かれた。 「われは、奴隷だから、この家から出れない」と答えた。 いくら主人が死のうがこの首輪がある限り、逃亡すれば24時間後に爆発するらしい。 その少年がいとも簡単に首輪を外した。

え! われは自由に。 でも行く所がない。 少年が一緒にくるかって聞かれたというより、気づいたら、浮遊感とともに別の部屋についた。


少年の名前はシュンという。 われと同い年なのに、高い戦闘能力に感服した。 そしたら教えてくれるらしい。 彼の容姿は、綺麗な色の銀髪に、紫の瞳、そして整いすぎる綺麗な顔立ちにわれはついつい「きれいな顔だな」と言ってしまった。 彼は、女性嫌いらしい。 われも男嫌いではないが、性奴隷の日々を思い出したくなかった。 お互い触れる必要がないというのも幸いした。

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