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白銀の黒帝  作者: 八木恵
外伝1出会い:2章 ギルド生活
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行方不明になってたらしい

それから、数か月、ほぼ毎日のように討伐やたまに暗殺任務を受けるシュンであった。

シュンの行動範囲の広さや、すぐに討伐完了をしてくるため、徐々に高ランクや数百単位の討伐を毎日10件以上は受け、暗殺任務も3日に1回ペースで受けていく。 そのうち、1/3の討伐任務をイアンと共に行動し、イアンにも討伐参加するようにさせるのであった。


そんなある日、ジルがシュンに念話するが、通じない。 シュンの部屋へ行くが、シュンはいない。

1週間経過しても、シュンは音信不通であり、たまに行動を共にしているイアンなら知っているかもと思いイアンをマスター室に呼ぶのジルであった。


イアンがマスター室に来た。

「マスター、シュンさんが、行方不明って本当っすか?」

いつの間に”さん”付けになっておるんじゃ?。

「ああ、念話つながらなくてな。」


って儂がいうと、イアンは苦笑いしておる。

「きっと、ふらっと戻ってくるんじゃねーっすか。 シュンさんの事だから。。」


どうしても、儂はイアンの態度が気になるのじゃ。

「シュンさんって、お前えらくシュンの事を買ってるな」

「そりゃ、数か月っすけど、前も言ったっすけど、討伐任務たまに行くたびに、あの戦闘能力の高さに驚くっすよ。 それに、討伐の効率もいいっすし、後始末の浄化なんて、みた事もない魔法だったんで、この前やっと聞いたら、白炎っていう固有魔法らしくって、これがまたいいんっすよ。 浄化もできて、炎としても使えるらしいっす。 それに、こっちはまだ数十だっていう時に、シュンさんは既に百単位で鮮やかに殺してますよ。 さすがに数百の時は魔法を使うんっすが、それでもその白炎以外は使わず、ほとんど近接戦っすよ。 格が違うってのがわかりますわ」


そうっ言って話すイアンは嬉しそうじゃ。 今まで近接戦において自分より上の隊員がいなかったおかげで拗ねておったしな。 にしても、イアンの話を聞いて儂は驚いた。


「シュンのやつが、そこまでだったとはな。 討伐処理の時間やら、処理件数が対応が迅速なもんで、うすうすは感じとったんじゃが、まぁ、1番隊でかつギルドで近接戦では最強といわれているイアン、お前にそこまでいわせるとはな」


「あはは、マスター何いってんっすか。 俺、最強じゃないっすよ。 シュンさんが最強じゃないっすか。 まぁ、変わってますがね。」ってニタリ笑いながら言うイアンじゃ。


確かに変わった子じゃ。

その後、ジルとイアンは談笑し、イアンはマスター室から退室するのであった。 

ジルは、今後のシュンの進退についても検討する必要があると考えるのであった。


◇◇◇

そして数日後、シュンからの念話:

シュン:「ジル、なんか任務ある?」

ジル:「シュン、お前どこにいた? 探したぞ?」

シュン:「アークの所にいっていた」

ジル:「アークの所に行くのは構わんが、行く時は儂にも教えてくれ」

シュン:「うん。 わかった。 で、任務ある?」

ジル:「あるぞ。 たんまりな、後で取りにこい」

シュン:「わかった。 今から行くね」


といって、シュンは戦闘服に隊員コートで、ジルのマスター室内に転移して、ジルを驚かす事になる。


そんな俺、シュンにジルが呆れてる。

「シュン、扉からはいってくれ」といいながら、俺に依頼の束を渡してくれた。

俺は依頼内容をパラパラ見ている。 結構あるけど、まぁすぐ終わるな。


「うん、わかった。 その前に、このリストの本がほしい」と俺は、欲しい本のリストをジルに渡した。


ジルはジルで、リストを見ながら「本はと、魔法書、魔術書、地理、歴史、地図って偏ってるが、わかった。 買っておく。 他にも日用品とか服もかっとくわ」というのである。 

俺は、ジルの返事を聞いて、「任務、いってくる」といって、転移でさっききめた順番の場所へ向かった。


こうして、シュンは任務をサクサクこなしていく。

シュンは、任務がない時や、時間が空いている時は、シュンは部屋で読書をしているか、または訓練場で訓練しているのであった。


ジルは気付いていないのである、シュンが一度も任務(暗殺)以外で王都の街にでた事がないという事に。。

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