ギルド生活 初日
俺が翌朝目が覚めると、いつもと違う天井。
どこにいるんだっけ?っ一瞬考えたけど、すぐ思いだした。
アークに連れられて、ギルドって所で生活することになったんだ。
俺は、身支度を済ませて、ジルに言われた通りに部屋にある通信機で番号おして連絡すると10分後に扉がノックされた。
俺が扉の外の人の気配がなくなるのを待って、扉を開けるとワゴンがあって、その上には朝食が置かれていた。
部屋のダイニングまで運んだ。 ワゴンにはの上には、メモもあって”食べ終わったら、お皿とワゴンを扉の外へ出しておいてください”って書いてあった。
そう書いてあった通り、俺は朝食後はお皿とワゴンを部屋の扉の外に置く。
朝食後は、いつも軽い運動をする俺だけど、昨日いった訓練場には人がいる。
正直、行きたくない。
シュン:「ジル、誰もいない訓練場ある?」
ジル:「シュンか。ない事にはないが、案内するからマスター室にこれるか?」
シュン:「わかった」
といって、俺は昨日ジルに渡された服とコートにフードを被って、マスター室の中へ転移する。
いきなり現れたシュンを見て、驚くジル。
「シュン、できれば扉から入るようにしてくれないか?」といわれた。
なんでだ? でも、驚いてたから、言われた通りにしよう。 だから、「わかった」と答えた。
そしたら、ジルは俺を連れて、滅多に使われない訓練場に連れていってくれた。
「ここは結界が綻んでいてな、あまり使われてない。 ここをシュン専用の訓練場にするというのはどうだ?」
「うん、人が誰もこないならいいよ。 結界は自分で直すし、強化しとく」
さすが魔術師じゃ。さらっと、とんでも無いこといっておるのじゃって心の中でつっこむジル。
そして、シュンはシュンで、なんなく専用訓練場を手にいれ、ジルが去ったあと、自分以外は入退出禁止にし、魔術の練習にも耐える強化な結界と防音結界をはるのであった。