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白銀の黒帝  作者: 八木恵
3章:魔王編
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魔王到来

魔王が襲撃を予告した日。

その前までに小規模の魔物の襲撃があったが、特に被害もなく予告した日をむかえた。

朝から砦には、10万の王国軍と氷帝と氷帝の私兵2,000人、そして隊員総員500名と一般ギルドの希望者3,000人が陣営を組んでいる。


前線には、0番隊と3番隊がいる。 後方に炎帝と氷帝達だ。

前線にいるイアンが「本当に来るんっすかね。 もう10時っすよ。 隊長でさえ、任務だけは遅刻しないのに、魔王は遅刻っすね」と飄々というのであった。 

それを聞いて、グランが、「あいつらしぃーな。 学校はしょっちゅう遅刻するわ、サボってたのにな」といいながら笑う。

イアンが、ロイのほうを向いて「ロイ、お前は突撃部隊にははいれねーが、隊長直伝のえぐい魔術みせろよ」というと、ロイは「ええ、見せますよ。 隊長に、たまには白炎以外使えって伝えます! 血みせますってね!」とニタリ笑いながらも目には力がこもっている。


すると空が暗くなり、遠くからドドーンという音と共に地響きがなる。

イアンが「お!お客さんのお出ましっすか! てか、隊長の予測位置とドンピシャじゃないっすか!」とやや興奮しながらいう。

後方にいるジルが拡声魔法で「総員、戦闘準備じゃ! 前方やく5KMで黒い半ドームが見える。 そこからワラワラと魔物がでてきておる。 魔物が、第一陣営の約2KMに到着した時点で、後方から遠距離攻撃後突破じゃ」と指示する。 そして、ジルが「命の危険を感じたら、各自転移魔法陣で撤退しろ。 いいな。 死ぬなよー」と叫ぶのであった。


すると、3KM地点で魔物が止まる。

折角気合をいれたのに、拍子抜けだ。 ジルは何事かと思うと暗くなった空が明るくなが、黒い半ドームはそのままだ。


すると、15CMぐらいの角を2本もち、肌は陽褐色で背中にはコウモリ型の羽があり身長は200CMぐらいで、痩躯ではあるが威厳のある男が、3KMで止まっている魔物の上空におり。 同じく肌は陽褐色で、2本の角をもつ屈強な身体つきの男たちを3人従えている。


「我が、魔界の王、魔族の王 魔王である。 こちらは、まず魔物150万と後ろの我の配下3名でやってきた。 さらに、魔物とわが配下の魔族たちが続々とやってくるぞ。 あがなうがいい。 我は、後ろでお前らの絶望を見学しておる」といって、下がると魔物の突進が始まる。


するとジルが拡声魔法で、「ご丁寧に挨拶してきおったぞ。 ギルド隊員よ、黒帝のしごきの成果をみせてやれ! 後方部隊、遠距離魔法を放つのじゃー」という合図で、後方から遠距離魔法が魔物の軍勢に向けて放たれる。 

前方が蹴散らされるのをみて、イアンが「ロイ、行けー」と叫ぶと、上空に100個程度の魔法陣が現れ、尖った鉄、アルミニウムが被弾していき、数千、いや数万規模で血みどろになり殲滅される。


すると、その光景をみて、イアンが「いいねー 血みどろだ。 ロイ、こっちの防御と攻撃支援たのむぞ」というと、ロイは「了解っす」といい、イアンが「カイ、サル 中間まであがんって、暴れるぞ! 血祭の時間だ!」といって、イアン達3人は突進していく。 その様子をみて、グランが「0番隊にまけんなよ。 中間に移動だ!」といって、3番隊隊員達をひきつれて、イアン達をおう。


◇◇◇


それから、数時間後、魔王は冷静に戦況を見ていう。

「あの時、王の周りには強き者がおらんかったが、あの黒い服をきた奴らはなかなかだ。 しかも中間で暴れておる3人はもしかしてお前らにならぶかもな。 元気だぞ」と周りで控えている3人に告げる。

「この数だ、黒い服のやすつらは数百もおらん。 そのうち体力がつきる。 疲れはじめたころ、あの3人を仕留めにいけ」というと、「「「はっ」」」と膝まづく3人だった。


それから、2時間経過し、陽もかたむきはじめ夕方になろうとしている。

魔物達は半ドームからも時より出てくるが半分となっている。 ギルド部隊は2時間交代で戦っている。 王国軍は、既に半分が重症で王都に転移魔法陣で帰っていた。 そのような状態なのに、砦に攻め込まれないのであった。 ロイが、砦近くで防御をし続けているのであった。 イアン達も戦いつづけている。 0番隊の隊員のみ休憩なしで戦い続けている。


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