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白銀の黒帝  作者: 八木恵
3章:魔王編
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ギルド生活:合同訓練③

午後の訓練場にあつまる、訓練参加者たちの顔ぶれは元気だ。

俺が、タバコに火をつけて「0番隊以外は、A-Cで別れたで別れた分類で並べ。 隊長と副隊長は0番隊のほうな」といって並ばせ、それから、Bを1/3ほどをAに合流させる。


俺がタバコをふかしながら、

「んじゃ、午後はひたすら模擬戦な。 武器ありで身体強化だ。 今つけてる制御でやっから、部分強化のほうが効率いいぞ。 実践で実感つかめ。 んで、0番隊と隊長たち、AとBの一部は、相手は俺な。 あとの残りの相手はイアンだ」といってイアンのほうを見る。 イアンが何か文句を言う前に「イアン、お前はさっきの制御だけ外していいぞ」というと安心する顔のイアンだ。


木刀を持ちながら、「俺は、こいつで身体強化も基本使わねー。 木刀だけ魔力まとうがな。 俺に身体強化つかわせたら、まぁまぁだって思っていいぞ。」というと、気合をいれるカイとサル。

他は意味がまだわからないようだ。

「イアンのほうも同じだが、イアンは強化つかてもどっちでもいい」といって、タバコをふかす。


「基本は、俺またはイアン対3で順次倒れたら交代していく。 回転早いから、気をつけろよ。 骨折したやつは、様子みながら治すから、あの辺にでも積み上げておけ」と離れた場所をさしておく。

「この模擬戦を、16時までやる。 以上だ」といって、周りをみるが、イアン、サル、カイ以外は理解できていない。


「理解できてねーみてーだな。 イアン」というとイアンが「ですね。口頭での説明だとわかりにくいんすかね」というと、俺はタバコに火をつけながら、「0番隊で実演すっか。 ロイややったことねぇーから、1対2のローテな。」といい、イアン達をみる。

「お前らはじいって」といって、他を移動させ、「イアン、サル、カイ、わかってんだろーな」というと、「隊長、もちろん分かってますって。 実演の意味わかってますよね」というカイに、タバコを加えながら「わかってんよ。 タバコ吸いながらだし、木刀左だ。 右足もつかわねー」というと、ほっとした様子のイアン、サル、カイだった。


そして、始まる。 最初は、サルとカイ。 始まった瞬間に、カイが飛ばされ、イアンがはいる。 サルも飛ばされ、カイが復活してはいる。 イアンがしのぐうちに、カイがまた飛ばされ、イアンも腹に蹴りをくらう。 2分もしない出来事だった。

シュンがニタリと笑いながら、「こんな感じだ。 途切れたら終わりで、回復させる。 それをいつまでもつかわからんが、4時までこれから3時間続ける。 俺とイアンを楽しませろよ」という言葉と共にはじまる模擬戦というより、しごきの時間。


部分強化できないものは、次々に飛ばされる。 部分強化で1撃は防げても、次の攻撃は防げないでやはり飛ばされる。 何度も途切れては、回復させる。 骨折も治す。 2時間経過したころ、息も上がるっているグラン、まだ息のあがっていないカイとサルが残っていた。 

「残ったのはやっぱこのメンツか。 こいや」と俺がいって、最後というばかりドツキまくる。

そして、着地すると、タバコに火をつけて「これ以上は、今日は無理だな」といって煙をはく。 イアン側もちょうど回転が切れたみたいだ。


グランのほうに行き、「グランは、武器ふったあとの軸が少しぶれてんぞ。その癖直せ」といい、カイには「空歩つかったんはいいが、攻撃が単調だ。 あそこで背後とるとか考えろ」など主力メンバーにアドバイスした。 そして、全員回復させて集合させる。


「今日はこれで終わりだ。 全体的に、部分強化のタイミングおせぇー。 魔力コントロールの練習しとけ。 制御はすすと、少しは魔力ふえてんぞ。 部分強化の練習するとき、それつけてたほうがしやすいが、あとは個人できめろ 以上 解散」といって、洗浄魔術で綺麗にしてあげるのも忘れない。


「あと、イアン、カイ、サル、ロイは残れ」というと、「ありがとうございました」といって0番隊以外の隊員達は帰る。 

グランと4番隊隊長が来て、「今日は助かりました。 またお願いします。」といって去る4番隊隊長、そして、グランは「まじぃ、きちーわ。って、息きれてねぇーし。 まぁまた頼むわ」といわれ、俺は「グラン、あんなんで息きれすんな。 また、暇んとき付き合うわ」と笑っておくと、「ああ、頼むよ」といって、去った。


まぁ、これで少しは強化になるかな。。 なんて考えておいた。


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