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白銀の黒帝  作者: 八木恵
3章:魔王編
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ギルド隊員入試試験②

その後、すぐに係の人が来て、試験会場の見学席に移動。

0番隊隊長がいる事に受験者達が驚きでざわつくのだった。 

また、0番隊への加入チャンスがある事に自然と士気があがる者、そして、緊張しまくる者と様々だった。


シュンが、いつものスタイルで座りタバコを吸いながら、イアンに「見てるだけって、暇だよな。 イアン、お前ものむ?」とエールを渡す。 「お! 久しぶりのアークさんエールじゃねぇーっすか」といって2人で乾杯しながら飲みだす。

端からみると、突っ込み満載だ。 が相手は黒帝、0番隊で、誰も文句はいえない。

グランは、相変わらずのシュンをみてお腹をかかえて笑っている。


注意ができるのはただ1人だ。そう、ジルである。 ジルがリストの束を丸めて2人の頭を叩く。

「お前ら、呑んでもいいが、ちゃんと見ろ」という。 マスター、そこは”呑むな”でしょと突っ込みながらも、0番隊は”呑んでいいのか”などちょっとうらやましい周りの隊長と副隊長。 


「ったくーよ、叩くなって。 もう、見たよ」といってエールを飲み干し、「0番隊が該当者いねぇーよ。 質があわん。 で、いいだろ。 って事は、帰っていいんだよな」と聞いた。


周りの隊長と副隊長は、ただ集合しているだけで、まだバトルロイヤルが始まっていないのに、なぜわかるのかが不思議になっている。 

だが、ジルは不思議には思わず、「そうか。」と納得し、リストを渡しながら「このリストが、バトルロイヤルの順だ。 他番隊に合うやつと、候補になりそうなやつがいたら印をつけてくれ。

試験者は、胸に番号をつけとるじゃろ。

バトルロイヤルが終わるまではいろ」といい、俺はリストをもらいながら「隊長にあうやつでいいか? あとは面倒だ。女はクセェーからみんぞ」と答えると、「ああ、それで構わない」といって、ジルは自分の席に戻っていった。


シュンは、殻のエールの瓶を置き、タバコを加えてリストをパラパラみだす。 

その後、イアンにペンを借り、リストに何かを書いている。

試合も始まり、他隊長・副隊長も試合をみながら、リストをみながら評価を始めるのだった。


リストにシュンが何かを書き始めて10分経過した時だった、シュンはイアンにリストを渡し2人で会話している。

すると、イアンが「マスターに聞いてきますわ」といってジルの所にリストをもっていった。 シュンは、新しいエールをあけのみ始めている。


イアンがジルと会話する。

すると、ジルが「ああ、頼む。 じゃが、このリストを儂もじっくりみたい。 変わりに儂のをもっていきけ」といって、イアンはジルのリストをもって、またシュンの所に戻る。 

イアンがシュンに何かを伝えると、シュンはタバコに火をつけて、「はぁ、やっぱりか。 めんどくせぇーが、まぁ、本でも読みながらでいいか」という。


分厚い本をだし、パラパラと読みだした。 そして、バトルロイヤルの試合がすべて終わるまでのシュンの行動は、こうだ。

試合を見ている雰囲気はまったくなく、タバコをすい、エールをのみながら読書し、たまにイアンと会話をする。 ごく稀にリストに書き込むのであった。


バトルロイヤルに負けても候補にあがる可能性があるため、敗者達は反対の客席に移動し模擬戦を見学する。逆に模擬戦をする者たちは、控室に行きくじなどをしている。 そのため模擬戦開始まで、1時間の休憩があるのだった。

この1時間の休憩で、いったん隊長達も控室に移動し、該当者や候補など暫定がいるかなどの有無をお互いに確認する時間にあてるのであった。


控室へ移動する前に、シュンがジルにリストを渡しながら、「0番隊は該当者、候補もなしだ。 んじゃ、帰るな。 イアン、いくぞ」といって、転移してしまった。

そして、ジルはシュンの渡した2つのリストを見ながら、「はぁー。さすがだな」といって係の者に急ぎリストをコピーを取るようにいる。

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