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私が宇宙を舞台に物語を書くとすれば

 最近、宇宙の時間の流れや量子論について考えることが多い。


 YouTubeでも、宇宙関連のゆっくり動画を見ることが多いです。


 それで、質量と時間の流れの関係について考えることも多いです。


 それらを踏まえて、自分が宇宙を舞台に物語を書くとすれば、宇宙船や通信方法をどのようにするかを考えてみました。


 とはいってもこれから宇宙を舞台にした物語を書くことはないと思うので、折角考えた設定を発表する場がないので、ここでその設定を書いてみたいと思います。

 ※まあ書くとすれば宇宙を舞台に戦争をするスペースオペラかもしれないですが、自画自賛になりますが、自分で読み直しても「愚者達の戦記」は良く出来ており、あれ以上の戦記を書くのは難しいと思っているので、スペースオペラも書かないでしょう。


 設定1:宇宙船の移動速度について


 まず、どうすれば実現可能かは未来は技術が進歩して、それが実現可能とします。

 時間の速さはその空間に影響する質量によって加減速し、ブラックホールの事象の地平線のようなところでは時間の流れは止まり、質量がゼロの空間では、時間の流れは「永遠」になります。その瞬間というより、常に永遠の時間が流れます。


 その世界では、質量をコントロールする技術があるとして、その世界の宇宙船は、船内は地球上と同じ質量を保ちつつ、宇宙船外の周辺のみを限りなく質量をゼロにすることが出来る装置を搭載している。


 宇宙船のエンジンの技術では光速の0.1%の速度を出すことが出来、その結果、1億光年の距離を1日で到達することが出来る。


 しかし、いやいや1億光年の距離を1日で到達するなら、1年は365日なので、光速の365億倍のスピードが必要なはずだ。光速の0.1%の速度で1億光年の距離を進むなら1000億年(36京5000憶日)かかるだろう。ということになる。

 じゃあ、どうなっているかというと、宇宙船外の質量を限りなくゼロにして、時間の進む速度を36兆5000憶倍にするのです。つまり宇宙船内の1日の間に、宇宙船は36兆5000憶日航行しているのです。


 ちなみに1億光年を1日よりも早く到達することも技術的には可能だが、一般の宇宙船ではそこまでの速度しか出ないようにリミッターがかかっていて、軍や救急船や、民間でも緊急を要する宇宙船のみリミッターがかかっていないが、犯罪者の宇宙船なども違法にリミッターを外す改造をしている。


 勿論、宇宙船内を地球と同じ時間の流れにする機構が正常に動作していないと、時間の流れが36京5000憶倍になった瞬間、宇宙船ごと塵になるので、宇宙船内を地球時間と同じになる機構が正常に動作していないと、宇宙船外の時間の流れを早くする機構が動作しないという安全システムがある。



 設定2:宇宙での通信手段について


 宇宙船は、実質的に光速をはるかに超える速度を出せたとしても、通信する電波はそうはいかない。どうやっても光速と同じ速度しか出せない。そのままでは、通信より、宇宙船に乗って直接会いに行く方が早い。

 ※地球で通信が発明される前の、人力(この場合は宇宙船)で直接手紙を渡さないといけないようなスペースオペラも良いかも知れませんが。


 なので量子論を使った通信をします。

 ※現在でも量子通信というものは研究されていますが、それは量子論を使用した暗号化技術のようです。


 量理論と言えば、みんな大好きシュレーディンガーの猫ですが、これは、50%の確率で猫が死ぬ箱に猫を入れて、その猫が生きているか死んでいるかは、箱を開けるまで分からない。というものですね。量理論では、見てみる(観測する)まで結果は確定せず、観測した時点で結果が確定する。というものです。


 一見、当たり前のようですが、これは観測するまでどちらか分からないのではなく、どちらでもある。というのが量子論です。


 では、これが箱が2つで猫もそれぞれの箱に入っているとします。50%の確率でどちらかの箱の猫が死にます(必ず1匹は死に、1匹は生きている)。確認するまでは、どちらの箱の猫も生きている且つ死んでいます。ですが、どちらかの箱の中の猫の状態を確認した瞬間、もう片方の箱の猫の状態も確定します。たとえ、その箱どうしが何千億光年離れていてもです。


 1つの量子2つの箱のどちらかに入れます。確率は50%です。どちらに入っているかは分かりません。1つの箱が手元にあり、もう1つの箱は1億光年先の惑星にあります。


 手元にある箱の中に、仮に量子があるとすると、その瞬間に1億光年先の箱は、仮に量子がない。ということになります。次に手元の箱には、仮に量子がない。とします。その瞬間に1億光年先の箱は、仮に量子がある。ということになります。


 つまり、手元にある箱からの「10」という内容を、その瞬間に1億光年先の箱では「01」として受け取るわけです。

 ※要するに二進数なわけですが、これを逆転すれば、元の内容になります。


 この方法による通信は、光速の何倍とかいうものではありません。その瞬間です。

 ※そもそも何かが宇宙空間を渡っているのではない。


 制約としては、やみくもの通信して、誰かと通信する。ということが出来ず、お互いに通信するという装置(なにも1つの装置につき、1人としか通信出来ないわけではないが、通信する相手)と設定が必要となります。



 考えている設定としてはこんな感じです。

 後、宇宙船が実質的に光速より速いなら、ビーム兵器などは絶対に当たらないだろうし、質量制御装置つきのミサイルが攻撃の主体になったりするのかな。とかも考えますが。


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