普通に考えて、考えて当然のこと
普通に考えて、それを考えて当然だろう。という事が考えられていない事があります。
年齢がバレますが、昔、某ファーストフード店で、サンキューセットというハンバーガーとポテト、ドリンクがついて390円というお得なセットがありました。
当時、大阪の電気街に買い物に行ってそのファーストフード店に入ると、その店では店長の権限でなのかドリンクが通常140円だったのが100円でした。
そこで私は、ハンバーガーとポテトとドリンクを単品で、と注文すると、店員は「それならサンキューセットがお得ですよ」というので、
私は「いや、単品の方が安いでしょ」というと、店員は「あ、本当だ」と漏らしまた。
サンキューセットは通常ならそれぞれを単品で注文するより20円安いのですが、その店ではドリンクが40円安いので、単品で注文する方が20円安いのです。
この程度の足し算の話が、その店の店員が気づかないのは勿論ですが、今まで他の客からも言われていなかったとすれば、その店はそこそこ客が多くサンキューセットを注文する客も多かったと思われ、恐らく月に延べ1万人以上、サンキューセットが始まってからは延べ10万人以上が、その足し算をしないままサンキューセットを注文していたと思われます。
多くの人が足し算を知っていて、足し算をしろと言われれば出来るのに、生活で足し算を「使えてない」のです。
で、最近、宇宙の時間の流れについて考えることが多いのですが、ネットで調べた限り、ブラックホールに入ったらとか、ブラックホールに近づいたらとかで質量が増大し時間の流れが遅くなる。また、地球の地表より離れれば、わずかながら地表より時間の流れが早くなる。という解説も出てきます。
ですが、この考えで行くなら、普通は「じゃあ、質量がゼロなら時間の流れはどうなるのか?」と考えるべきだと思うのですが、私がネットで調べた限りでは、質量がゼロの場合に時間の流れはどうなるか。という話は(論理上でも)見当たりませんでした。
質量が増えた場合に時間の流れが遅くなる。光速に近づけば時間は遅くなる。そして光速と同じ速さになれば時間は停止する。そして光を逃がさないほどの質量なら、その時も時間は止まる。ならば、質量がゼロならば? って普通考えませんか?
そしておそらくは、質量が全くゼロの空間では、時間の速さは「永遠」なのではないかと思います。
地球の時間に比べて何倍速いとかそういう次元ではなく、その空間では常に「永遠」なのだと思います。ちなみにその永遠の空間に人間が入り込んだらどうなるかですが、理論上は一瞬に塵になると思いますが、実際はその人間自身が質量を持つので、人間が侵入した瞬間に質量ゼロの空間ではなくなります。ただ、人間程度の質量が増えただけでは、時間の流れが超高速なのには変わりないので、塵になるとは思いますが。
さらに言うと、質量がゼロの空間の時間の流れどころか、宇宙の空域、空間によって時間の流れが違う。という話も、私がネットで調べた限り、天体観測では考慮されていないように思います。
私たちの生活している時間は、あくまで、おとめ座超銀河団の中の局所銀河群の中の天の川銀河の中の太陽系の中の地球での質量での時間でしかなく、ブラックホールなどの大質量近くでは時間の流れが遅く、更に地球上でも高度が上がれば質量の影響が少なくなって時間の流れが速くなる。ということまで分かっているならば、じゃあ、他の質量の空間では時間の流れが違う。というのは、普通に考えて当然。と思うのですけどね。




