ちょっと思いついたこと
皆さん。料理をしたりしますか?
一般家庭の料理だと、あまり、厳密に材料のグラムを計ったりはしないかも知れませんが、お菓子を作るときにはかなり厳密に分量を計らなくてはなりません。
製菓は科学というくらいで、何をどの分量にするかでスポンジの膨らみ具合。クリームの硬さなど、顕著に差が表れるので、プロでも感覚で作るという事はあまりしません。
家で食べる分には良いですが、お店で出すとなると、プロでも温度計片手に温度を一定に保つようにしながらチョコレートを溶かしたりします。
で、その分量を計る計量器なのですが最近ではほとんどデジタルです。ですが、このデジタル計量器は電池の消費を抑える為、一定時間で電源がOFFになります。
ボウルに材料を入れている間に、何かでもたもたすると電源がOFFになり、今まで何グラムを入れていたか分からなくなるんですね。
つまり、計量器にボウルを置いて、初期の重さを0グラムに合わせて、小麦粉を100グラム入れて、砂糖を100グラム入れようとしている時に砂糖が足りなくて、新しい砂糖の袋を開けている間に電源がOFFになったりすると、砂糖を後何グラム入れたらよかったのか分からない。という事になるんですね。
後、小麦粉100グラム、砂糖100グラム、バター100グラム、ベーキングパウダー1.5グラムを入れるというレシピで、途中で別の作業をした後に、ベーキングパウダーを入れたかどうか思い出せない。合計して301.5グラムなんだったらベーキングパウダーを入れていることになるのだが、計量器の電源がOFFになっているので、もう一度計ってもボウルの重さも合計されるので301.5グラムなのかどうか分からない。
なので、ボウルにボウル自体のグラム数を刻印しておけばどうだろうか?
同一規格で作成してもボウルごとに多少の差異が出るかも知れないが、今の技術なら、ボウル一つひとつの重さをベルトコンベアーで流しながら計量して、その数値を刻印するくらいできそうな気がする。
ボウルの重さが514グラムだとすれば、始めの砂糖の分量の話では、ボウルと合わせて652グラムになれば、砂糖は残り62グラム足せば良いということになる。
後のベーキングパウダーの話だと、ボウルと合わせて814グラムだと、ベーキングパウダーはまだ入れてないということになる。
勿論、いくら金属製でも使い続けていれば摩耗して、初期とグラムが変わるかもしれないので、グラムを刻印するのではなく自分で変更できるメモリをボウルに着けるのはどうだろうか。
ボウルの重さにメモリを合わせるのは勿論、途中までの分量に合わせておくとか、湯煎する時にお湯ともう一つのボウルの重さを合わせて設定するとかいろいろと出来る気がする。
料理やお菓子を作ったりしない人にはピンとこないかも知れないが、料理やお菓子を作る人なら便利と思うんじゃないかな。
PS
一応、メモリ付きボウルとかグラム表示ボウルでググっても、想像している商品が表示されなかったので、多分、まだないんじゃないかな。




