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ナルト走り

 久々に軽いネタです。


 私は、様々な日本の事についての海外の反応、というネット記事をよく読みます。


 それでこの連載も海外ではどう考えられているか。という内容が多いのだが、最近、アメリカで「ナルト走りなら銃弾より速く動ける。宇宙人の存在を確かめよう」というイベントが注目を集めていた。


 ナルト走りとは走る時に腕を振らずに両手を広げて走る走法なのだが、ナルト以外の漫画やアニメにも同じような走り方をするキャラクターがよく出てくる。


 尤も、このナルト走りも元々忍者走法を元にしたもので忍者は腕を振って走らないそうな。その理由としては

・腕を動かすと背中の刀に当たってしまう

・武器をすぐに使えるように

 というものが有るらしい。


 だが、このナルト走りは海外では馬鹿にされる事が多い。主に戦闘シーンなのだが、海外の人から見ると戦闘時に敵の攻撃を避けるには早く動かなくてはならない。腕を広げるより腕を振って走る方が速いだろ。と考えられるのだ。シリアスな戦闘シーンでもキャラクターがこのナルト走りをした瞬間、リアルさがなくなってしまう。という視聴者も多い。


 そこで、私もこのナルト走りが不合理なのか利にかなっているのか考えてみた。


 忍者走法の理由として考えられているものは手の振りに注目しているが、私はむしろ足の動きが重要なのではないかと考える。手を振らないのは足の動きからの逆算である。


 まず、海外の人がいう腕を広げるより腕を振って走る方が早く走れて敵の攻撃を避けられる。という事についてだが、敵の攻撃を避けるにはスピード以上に機動性、つまり、瞬時に方向を変えたり、飛び退る動きの方が重要で、直進するより左右に動く方が敵の攻撃は当たらない。


 当然、それをするには地面に足が付いていなければならず、走る歩幅が広いと咄嗟に方向を変えられない。機動性をあげる為には地面に足が付いている時間を長くする必要があり、それには極端なピッチ走法。歩幅が狭い走法が必要であり、歩幅が狭ければ地面に足が付いている時間が長く、敵の攻撃を察知した瞬間、かわす事が出来る。


 当然、足の回転を早くしないとスピードが出ない。つまりピッチ走法で腕を振って走ると、腕も高速で振らないといけないという事だ。特にアニメや漫画で出てくるナルト走りをする戦闘キャラは常人よりスピードがある。ピッチ走法で腕を振った場合、腕も超高速で振ることになるのだ。足の回転に腕が追いつかない。という事もあり得え、足の動きと連動しない腕の振りはむしろ邪魔だ。ましてや、その高速腕振りをしながら武器を持って戦うなど不可能。


 勿論、敵が居ないような場面でもナルト走りをするキャラは多いが、常に敵の襲撃に備えている。状況によって走り方を変えるよりも、常に同じ走り方をしている方が肝心の戦闘時にも無意識に出来るから。と理由は考えられる。


 纏めると、戦闘時にキャラがナルト走りをするのは、敵の攻撃を避けるには極端なピッチ走法が必要であり、足の動きに合わせて高速に腕を振りながら戦えないから。ということだ。


 どうでしょうか?

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