ふと思いついたこと
南青山で児童相談所の建設が住民の反対により難航しているそうだ。
実際、賛成というか容認の人の方が多いそうだが、賛成の人はわざわざ賛成と声を上げないので反対の人の声が大きくなりがちだ。ワイドショーなんかでは連日、セレブぶっているのに心は貧しいとかいう報道がなされている。
だが、ちょうどまたその話題がテレビでやっているときに、ふと、そもそもそんなところに建設するとすごくお金がかかるんじゃないか? と思っているとタイムリーなことに建設費が紹介された。なんと建設される建物は4階建てで100億かかるそうだ。
どうして4階建ての立派な施設が必要かといえば、相談機関以外にもシングルマザーやDV被害にあっている母親が子供と一緒に暮らせる入居施設も作るからだ。
しかし、モラルの問題もあるが、そもそも100億をかける必要あるか?
子供達を守るのは重要だ。入居施設も必要だ。しかし、南青山の施設でなければならない理由はあるのだろうか? もちろん、現行の法律ではその行政の施設はその行政の地域にしか建てられないとかいう制限があるのだろう。
いっそのこと、その制限を緩和すればどうだろうか?
児童相談所は確かに必要だが、特に入居施設まで南青山に建てた施設で対応する必要があるか? ほぼ土地代なんだろうから、別のところで建てれば半分以下の建設費でもっと立派な施設が建設できるのではないだろうか。
いや、100億をかけても絶対に南青山でなければならない理由があるなら南青山で建設すればよいと思うが、そうでないなら別のところでいいだろ。
例えば相談所は南青山でもう少し小さい施設を20億で作り、入居施設は他の地域に移設負担金とかいう名目で10億を払い30億で建設しても40億の節約だ。その地域の人からは自分達に負担を押し付けるのか。という声が上がるだろうが、移設負担金で住民へのサービスを良くする。施設ができることによって雇用も増える。といった説明を十分にする必要がある。
こういう事を言えば、金で解決するのかといわれるだろうし、実際、俺は南青山に住んでもいないのでそこの行政の税金が浪費されても痛くもかゆくもないが、それでも住民のモラルがどうこう以前に、本当に100億で「南青山」に建てる必要があるのか?
建てるなと言ってるんじゃない。別の場所に建てるのが可能なら、別の場所でも良いんじゃないか? と言っているのだ。
ところで、今、書いている内に思いついたのだが、この児童相談所に限らず、経費削減にために他の地域に行政機関の建物を建てた場合、その節約できた金額の半額を基金としてプールする。という制度はどうだろうか?
この場合でいうと、例えば入居施設を他の地域に建設して40億を節約できたとすると、20億を児童虐待、DV被害者対策基金としてプールし、それは行政機関の枠を超えて支援に利用するのだ。そうすれば、他の地域に建設するという話も反発が少なくなるのではなかろうか?




