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どうして日本に生まれたのだろうか

 もしかすると、不謹慎だと思う人がいるかもしれないが。


 海外のニュースなどで、内戦があったり、凄い貧困だったり、独裁者の国の事が流れたりする。


 最近、その時良く思うのが「どうして俺は日本という(比較的)治安がよく政府に文句を言っても捕まるわけでもない国に生まれて、この人達は簡単に死んだり、酷い生活をしなければならないような国に生まれたのか。その差は何なのか」というものだ。


 勿論、日本とて完璧ではない。だが、バランス的には一番住みやすいのではないか。


 例えば日本より欧米の方が住みやすいと考えている人も多いかもしれないが、勿論、欧州と米国は全く違う。


 欧州だと大学の学費が無料という国も多いそうで、青年に取っては良い国かと思われがちだが、何と欧州の青年失業率は馬鹿高い。フランスなどでは30%。平均でも20%以上で、5人に1人は失業者だとか。


 では、最近景気がよく、完全雇用に近いアメリカの大学の学費はどうかというと、親に出して貰うのすらなくバイトでもして学生が自分で工面するのが当たり前。なのだとか。そして貧困の差が凄い。


 上位1%の金持ちの資産が、下位90%が持つ資産より多いとか、社長と従業員の給与格差が酷い。そして都市部では、不動産が高すぎて年収1千万でも生活がやっととか。


 欧州では、仕事にありつけない者が多く、米国ではエリートは良い暮らしが出来るが、エリートになれなければ貧困層に転落する。つまり、普通の能力の人間では、一般的に普通と思われる生活すら出来ない。ぼけーと暮らしていては失業するか貧困層になるかだ。


 そして、欧米では、頻繁にテロや銃乱射事件も起きている。内戦や独裁者がいる国は言うまでもない。


 はっきりいって、こんなにぼけーと暮らしてて、安全に、それなり暮らせるのは日本だけなのではないだろうか。


 バブルが崩壊し失業者も増えこともあったが、それでも、海外の不景気の時よりはかなりましだった気がする。日本には、サービス業での生産性の悪さ。という雇用対策があったからだ。


 経済学者達やテレビでは、兎に角生産性を上げろというが、輸出入して海外と競争しなければならない製造業などならともかく、国内で完結するサービス業の生産性を上げる必要を俺は感じてない。勿論、今のように人手が足りず、それで倒産する企業も出て来ているなら話は別だが。

※だいたい、日本の企業は薄利多売体質なんだから、生産性を上げて人手が少なくなって1人当たりの利益が増えたとしても、その利益を従業員に還元させようとせず、値下げ合戦を開始しちゃうんだもん。どうせ生産性を上げても賃金上がらないよ。


 勿論、比較的にという話だ。日本にだって貧困で困っている人もいるし、事件に巻き込まれている人も居る。


 しかし、実際、ニュースで、自分の所為ではなく自分で解決するのは困難な事で苦しんでいる人達を見ると、どうして自分は、この日本で生まれるという幸運が得られ、この人達は生きているだけで苦しいようなところに生まれてしまったのか。という事を考えてしまう。


 現在は中断しているが、現在の境遇は、前世での行いの結果。という小説を書いている(いた?)。勿論、それを本気で信じているわけではないが。どうして、生まれた場所が違い、こんなにも人生が違うのか。


 テロが起きて、内戦で人が死んでいる国もあるのに、日本ではピカチュウやイーブイが大行進とか言ってるわけだ。


 で、何が言いたいかといえば、別に何が言いたいわけではなく、不思議だな。日本に生まれて良かったな。っていうだけなんだけどね。

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