記憶......全ての理由 ~前編~
━━━ステータス━━━
名前:
種族:サンダーリザード
レベル:10/20(5up)
HP:152(50up)
MP:180(55up)
攻撃:150(48up)
防御:152(52up)
素早さ:168(56up)
賢さ:55(5up)
<スキル>
突進:Lv3(2up) 麻痺牙:Lv3 麻痺無効:Lv― 威圧:Lv2(1up) 気配察知:Lv2(1up) テールアタック:Lv3(2up) 魔力操作:Lv3(2up) 魔力感知:Lv3(1up) 雷属性魔法:Lv2 雷属性吸収:Lv―
<ユニークスキル>
暴食:Lv3(1up) 知識:Lv2(1up)
<称号>
キノコ狩りハンター ワーム狩りハンター 冒険者達から狙われし物
━━━━━━━━━━
これが、冒険者達との戦いの結果だ!!レベルは折り返しに入った!ステータスも150は越した!スキルはLv2~3になった!ユニークスキルもLvup!
これでかなり強くなったぞ!!フハハハハハ
「ギシャァァァァ!!!!」
喜びの舞じゃあ~!!
この時は、油断していた。表面上は明るくしていたが心の奥では壊れていたのだ。何故か異世界に居り、トカゲになっていて、魔物を殺して、そして人を殺したのだ。普通なら泣き叫んでいても可笑しくないのだ。それを感情を殺して、心の奥に押し込んで居た。それが、進化して、レベルupした事により、感情が可笑しくなっているのだ。普通、人を殺して笑えるか?喜べるか?楽しめるか?──否、常人で在るならば、精神が壊れ、廃人になるかも知れないのだ。その感情全てを殺そうとして壊れた。
その所為で慢心が生まれた。この身体は人を殺せる。自分の力は強いと思って居たのだ。
その慢心が自分の運命を動かす事も知らずに......。
ステータスを確認した後、俺は笑っていた。しかし同時に見てしまったのだ。森の木の上から勝ち誇った様な顔をしながら見下してくる、弓を引き絞っている男の事を。
ビュッッッッ!!!
◇◆◇Cランク冒険者視点◆◇◆
「冒険者の皆!聞け!」
今日、冒険者ギルドに来るといきなりギルドマスターから声が掛かった。
「はぁ、めんどくせー。」
そう心の中で思っていると
「おい、声に出てるぞ!ガダラス!」
そう言いながら、肩を組んで来たのが偶にパーティーを組む、ウェンズだ。
「ま、マジか。心の中で思ったんだけどな?」
「お前、偶にそう言う事あるよな。」
へぇー気にした事無かったな。
「今回の件は他でもない!あのEランク以下の魔物しか出ない、タイル森林にDランク魔物のサンダーリザードの出現が確認された!」
ザワっと一瞬なったが、Dランクだからか直ぐに静かになった。
「既にEランク3人が犠牲になっている!!だからDランク以上の冒険者は依頼としてこのサンダーリザードを討伐して欲しい!報酬は弾むぞ!!」
「お前、やれよ。あの依頼。確か、Cランクだったろ?」
ウェンズが言って来る。
「そうだな。やって見るか!」
俺はCランクだし大丈夫だろ。
「はーい、ギルドマスター!俺やります!」
「おっ二つ名『弓剣士』のガダラスか!弓と剣を使いこなす、近距離中距離のお前ならやれるな!頑張ってくれ!」
「了解しましたー!」
俺は今、討伐目標から20mくらいの所から弓で狙っている。
そして、限界まで引き絞った弓を狙い済まして放った。最後に気づいた様だがもう遅い。深い笑みを浮かべながら、立ち去ろうとした。
◇◆◇主人公視点◆◇◆
弓に気づいた俺は、即座に左に避けたが矢が後ろ右足に刺さってしまった。
だが、お返しもちゃんとしなきゃな!!
『サンダーアロー』
あの冒険者らしき男に雷の矢が飛ぶ!が避けられた。
でも、それだけじゃ無い!!雷属性魔法、突進、麻痺牙、テールアタック!!、ついでに解析のスキル5コンボだドン!
『サンダーアロー』
その魔法に付いて行くように、突進、麻痺牙、テールアタックのコンボ!!ついでに解析の結果!!
━━━ステータス━━━
名前:ガダラス・ブェーラルス
種族:人族
レベル:49/100
HP:610
MP:564
攻撃:625
防御:635
素早さ:562
賢さ:38
<スキル>
剣術:Lv4 身体強化:Lv3 弓術:Lv4 狙撃:Lv4 鷹の目:Lv4
<ユニークスキル>
<称号>
C級冒険者
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はぁ?バケモノかよ!勝てる分けないじゃん!
ギルドにはこんなバケモノがいっぱい居るのかよ!
そう思った時には遅かった。右前腕が飛んでいた。いや、斬られて上に打ち上げられていた。
「ギィィシャァァァァァ!!!」
こっちの世界に来て、久しぶりに叫び声を出した気がした。
でも敵は止まってくれない。
次は、剣から衝撃波を出してきた。全身が切り刻まれる感覚がした。いや、実際に切り刻まれたんだ。
そのまま、200m吹き飛ばされた。
崖の壁に叩きつけられ、とうとう意識が無くなりそうになったとき、この声は聞こえた。
《......き......聞こ.........聞こえてるかい?》
だ...れだ...
《聞こえているようだね。良かった。》
だか...ら...誰......だよ
《君をそこに転生させた神...と言えば良いのかな?》
その途端、忘れていた記憶を思い出した。
この世界に転生した理由、
トカゲになった理由、
前世の自分がどんな人だったのか、
そして、この世界にどんな目的で来たのか、
その全ての記憶を思い出した。
◇◆◇転生前の主人公視点◆◇◆
「はい、今日はここまで!皆さん、また明日!」
「相変わらず、適当だなぁ。」
「分かる。暁もそう思うよな。」
いきなり話しかけてきたのは、多分友達の上野 大地だ。容姿端麗、スポーツ万能、成績優秀、更に性格までイケメンと言うスーパーハイスペックなのだ!
そして、こんな優良物件をハイエナが見逃す訳もなく、超モテまくり。そして結局、自分が一目惚れした人と付き合い始めたそうだ。
コイツ1回、車で引きずり回した後、海に突き落としても良いだろうか?」
「何言ってんの!駄目だろ!」
「そうよ、駄目に決まってるでしょう。私に許可を取りなさいよ。」
「それでも駄目だ!俺が死ぬ!」
「知らないわね。そんな事。」
「あかつきー、助けてー、雪にいじめられるー。」
さっきから、大地をいじめているのが大地の恋人
水無月 雪だ。同じく容姿端麗、成績優秀、こんなキツイ言い方してるが、家では大地にデレッデレ、スポーツはあんまりだが、怒らせると怖い。あれは、般若に見えたのが幻覚であって欲しかった。」
「あら、暁もそんなに死にたいの?」
「いえいえ、滅相もございません。」
「本当に?」
「神に誓って。」
「そ。じゃあいいわ。次言ったらぶっ殺すわよ?」
「アッはい」
「なぁ、そろそろ帰らねぇか?」
「そうだな。あんまり遅くなるのも駄目だしな。」
「そうですね。帰りましょうか。」
「俺は雪の家に寄って帰るわ。じゃーな、暁 」
大地が横断歩道の待ち時間に言ってきた
「チッ、そうかじゃあまた明日な。」
「舌打ちされた!?」
「して無いして無い。気のせいだ。」
「そ、そうか。」
「ほら、青信号になってるぞ。」
「そうよ、行きましょう。大地。」
「ホントだ。じゃっ、また明日な。」
そう言って、横断歩道を渡り出した。
キュイィィィン!!!
その大地と雪にトラックが突っ込んで来た。筈だった。
「大地!雪!危ない!!」
俺が大地と雪を突き飛ばして、トラックに轢かれたから。
ベキョ、グギャ、ゴキ、グチャ、ピチャ
「あか、つき?」
「暁が、あかつきー!!」
そんな声を聞きながら意識は無くなった。
スミマセン。投稿遅れてしまいました。
追伸、キャラ名、スキル、武器、国名、地域名、魔法名、種族
大募集中です!!どしどし、案を下さい!!