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神様のRPG ー転生した世界で俺は神託に左右されるー  作者: ゆっち
第二部 血塗られた森の再来編
26/29

第二十五話 再来の終焉

 お詫びと報告


 不定期更新で申し訳ございません。ですが、定期更新の目処が立ちました!!


 といっても今までのような毎日更新は無理なのですが……。


 土曜日と日曜日のどちらか一回の更新が確定しました。現在自動車学校に通ってますのでその問題で休みがあれば、二回更新。無ければ一回だけど頑張るw という方針です。

 要は休みの日に更新一回はします。GWは未定です。


 そして今回の内容はとても短いですが、血塗られたなんちゃら編の戦闘面でのラスト。次回が次編に続くラストとなります。因みに次編のプロットは完成してます。

 終わった。


 本能的に俺はその瞬間に最期を感じ取った。本来ならば鈍く腕に走る筈の肉を断つ感触もなく、ただ力が途中で抜ける感触。そして、暗い森に高く響く金属音。


 終わった。


 ーー無理だったんだ。ただの子供がどれだけ集まって、大人の力を借りたって、出来るはずがなかったんだ。だから、これは正当な終焉だろう。


 甲高い音を聞いて、たった一瞬で考えた俺はもう一度現実を見つめ返した。左に持つ短剣は刃を全て綺麗に落とし、ジョゼフがそれを右手で掴んでいる。


「終わり、だな」


 敵にすら現実を突きつけられ、俺は完全に、終わった。


 ただ純粋に謝りたかった。俺を信じ、一緒に戦った仲間に。だが、後ろで俺を信じて待ってくれている二人の姿を拝むことは叶わないだろう。

 ギルドのみんなも。カンザキも。スティアもリリシアもクラウスも、ガウェインも……。


「神様……」


 いつも一緒にいてくれたそいつのことを思い、俺は目を閉じた。




「終わって……ないもん!!」




 俺の真横を風が通り過ぎていく。耳を劈く轟音と鋭い冷気。そして何より、この声は、


「イヴ!?」


 イヴである。彼女が放った氷の槍はジョゼフへと向かっているのだが、速度も威力も全く足りていない。

 ダークエルフは、至極つまらなそうに鼻で笑って氷を空いていた手で潰す。


 諦めの無い攻撃は何事もなかったかのように氷の粒となり、空気中に霧散する。


 そして、もう一度形となった。


「なっ!?」


 ジョゼフは驚いてはいない。俺だけが声を出して驚いていた。氷が潰された後に手の周りで再結晶化したのだが、ジョゼフはその程度か。と言った風にため息をこぼす。


「意外性があってもなぁ……そもそもこの空間じゃ俺を倒すことなんか……あ?」


 だが、表情が一転する。


「なんだ……この感覚……なんで……バカな……?!」


 周囲を振り返り、何かを探すように目を泳がす。だが、一人の少年と目が合った瞬間に焦りから怒りへと表情が移り変わる。


「テメェ……精霊使いだったのかよ!!」


 アダム・カーティス。一人の精霊使いの少年を見て、ジョゼフは苛立ちを隠せずにいた。


「この周辺全ての精霊の属性は水へと変わりました。これで数秒だけですが、貴方の精霊術を封じれます」

「数秒で、この状況下で、一体何が出来んだよ?」


 ジョゼフの言い分はもっともだ。たった一瞬の時間。その時間で出来ることなど、たかが知れている。逃げることなど絶対に不可能だろう。勝つことも無論だ。


 現実はそうだと言うのに。


 俺は後ろを振り返る。


 誰もが諦めるような一瞬の時間。子供達二人はただ一心に前を、俺を見ていた。その瞳には迷いはない。本気そのものだ。

 何を信じていれば、こんなにも強くなれるのだろう。俺は力だけならば色んなものに勝てる。色々な加護を得て、魔法を得て、剣術を、知識を得て。


 だが、表面だけだ。


 だから、この子供たちを見て俺はいつも思うのだ。


「負けられ……ないな!!」


 前を見て、一歩踏み出す。


 全てがこの一瞬に凝縮されていた。カティもイヴも俺を信じてくれた。ギルドのみんなも俺達に力を貸してくれた。

 何も計算されてない、勝算のないこの話にカンザキも、みんな乗ってくれた。


 だからもう一度、


「この一瞬に全てを……」


 剣を握り直す。右手に残った唯一の武器。


 俺の学んだことを全て出し切る。

 カティ達から教えられた、不屈の闘志。

 そして、カンザキから教えられた技術全てを。


水平斬(ホリゾンタル)ッ!」


 利き手から逆手へと向かう正確さ重視の剣技。

 俺は今まで技に使われていた。唱えれば勝手に走る、その軌道に合わせて俺は攻撃していた。でも、今は違う。俺の意思で、俺の力で、俺の全てで、その技を使いこなすために叫ぶ。


「技名を叫んで対処されないと思ったか!!」


 ジョゼフが左へと身体を傾ける。跳躍をしないのはきっと精霊術が使えないからだろう。カティのお陰だ。

 手で防ごうとしないのはきっと凍った手のせいだろう。イヴのお陰だ。


 全てはこの一瞬に。


 俺は剣を振るう。利き手から逆手へと。だが、その剣の軌道はいつもと違う。


 剣は俺の後ろへと向かった。


「ッ!?」


 利き手から逆手へと向かい、地面に水平に振るうのが水平斬ならば何も別に前方に斬りかかる必要は無いだろう。例えば、後方に斬りかかり、その延長線上で前を斬ることも問題無いはずだ。


「終わった」


 剣は、腕に鈍い感触を残し、肉を()った。

 そう言えば先日お絵描きをして、リア(年齢不詳)を書いてみてみんにあげてURLを割烹に貼り付けたのですが……リンクの出方がよく分かりません。ダレカタスケテー

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