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野球

息抜きに書きました。

後悔はしていない。

作成時間約15分。


なんか、半分以上消えてたんで急いで書き直しました(泣)

「未来! 野球しようぜい!!」

「帰れ!!」


 外から大声で叫ぶその声に、俺――笹原未来ささはらみらいは窓を開けて怒鳴り返す。

 外から俺を野球に誘ったのは、佐々木佐奈ささきさな。小学六年生。

 俺より四つ年下の女の子だ。

 ショートカットが似合う可愛い女の子だが、底抜けに馬鹿すぎるので全部台無しにしている。

 左側に二軒隣の家に住んでいる。


「もしも野球しないなら、ここにあるみぞれの使用済みパンツをメルカヒで売る!!」

「みぞれを巻き込むな!!」


 みぞれとは左隣の家、つまり俺と佐奈のあいだの家に住んでる女の子だ。

 佐奈と同級生。佐奈と違って、真面目。可愛い。天使。

 ちなみにメルカヒとは、スマホを使って簡単に不要なものを売ったり買ったりできるサイトだ。

 スマホを佐奈みたいなやつには、絶対に与えてはいけない。

 佐々木家は両親も馬鹿だった。


「わかった! 要求は飲もう! そのパンツはこちらに渡すんだ」

「野球をやるのが先だ! それさえ終われば、無事に返してやる」


 ということで、近くのグラウンドにやってきた。


「んで、どっちが投げる?」

「あたし、あたし!」

 

 手を挙げて、ぴょんぴょん跳ねる佐奈。

 黙ってれば可愛いのにな、こいつ。

 口を糸で縛ったほうが、モテるんじゃねえか?


「じゃあ、俺がバッターな」

「よっしゃー! ちょっと待ってて」


 ガサゴソと持ってきた荷物をあさる佐奈。


「……なんだ、それ?」

「桑田真澄」


 どうやったかは知らないが、ホームベースを顔に張り付けている。

 当然、前は見えないはずだ。


「ずいぶん、古いネタ知ってるな」

「お父さんに教わった」

「んで、その状態で投げられるのか?」

「大丈夫。あたし、百発百中だから」

「よし。じゃあ、こい!」

「いくよー! せーの! ふんっ」

「うおおおおおおいっ!?」


 顔面をかすめる豪速球。しかもプロ仕様の硬球。

 こいつは運動神経だけは化け物級にいい。それが厄介。


「殺す気かっ!?」

「あれー? 百発百中の名は返上しなきゃ」

「わざとかよ!? とにかく、もうそのベースは外せ! 外さんなら帰るぞ!」

「わかったよー。このイケず」

「どこでそんな言葉覚えてくるんだおまえは」


 不満げにベースを外す佐奈。

 予想通り口をとがらせている。


「じゃあ、次行くよー」

「よっしゃ、こい!」

「王!」

「たしかに、王は最初投手だったな」

「えっ!?」


 驚いた顔をした後、少し頭を悩ませる佐奈。


「イチロー!」

「たしかに、イチローも高校時代はエースだったな」

「すごい選手ってボケ殺しばっかりじゃん!!」

「おまえが、ピンポイントで打ち抜いてるだけだろうが!!」


 グラブを叩きつけて理不尽な文句を叫ぶ佐奈。


「……もう、帰るぞ?」

「あーん、待ってー。あとちょっとだけ」

「はあ。もう少しだけだぞ」

「わーい。だから、未来好き」

「よし、はやくこい!」

「行くよー。糸井!」

「……たしかに、元投手だな」

「じゃあ、福浦!」

「おまえ、全部知っててわざとだろ!!」

今後も突発で書きます。

息抜き目的です。

たぶん、読者もつかないんで(笑)

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