追われし者　前編

父親が理由のよくわからない罪でとらえられた貴族の息女、スリンは、この国特有の裁き、追われし者（チーアー）として五年間逃げることになる。その際に出会った二人の少年メルーナーとディオネはもとは貴族の息子だったが、彼らの持つ能力ゆえに親に捨てられ、追われし者（チーアー）として放たれることになった。
三人は追われし者（チーアー）として逃げ切り、再び自由の身になることを決意するが、旅の途中で、自分の力のなさにスリンは不甲斐なくなる。しかし、自分の能力を見つけ出し、再び、逃げ切るべく、二人と共に旅をする。