1/2
事の始まり。
「ずっと前から好きだったんだ。」
「付き合ってください。」
「でも、急に言われても困るよね?」
「だから、」
「「答えは卒業式まで待つよ。」」
2年生の修了式の日、私西口みやびは
幼馴染みの双子、中村右京と左京に
告白されました。
私はこの時、返事を保留にしました。
理由は2つあります。
1つ目は、冗談だと思ったから。
2つ目は…、どちらか1人だけなんて決められないから…。
この時は思いもしませんでした。
右京と左京は本気だったって事を。
そして…、
私の取り合いが始まるなんて事を…!