第5話 あいつが好きな理由をわたしは知らない
タイトルを考えるのって難しいですね…
第5話です!
「か、神田川…」
「はーい!なになに?なんか俺の話してなかった?」
こいつがわたしのことを…
いや、そんなことあるはずない!
きっとみんなが勘違いしてるだけだ
ここは一つ本人に否定してもらって…
「神田川冬真!!」
「なんでしょうか柚希ちゃん!」
「お前はわたしが好きなのか!?」
教室中がざわめく
みてろよみんな!
神田川がわたしを好きなはずないんだ!
「もちろん♪」
「ほらみろこいつがわたしのことを好きなわけ……え?」
「俺は柚希ちゃんのことが好きだよ。世界で一番好きだ」
「……うそ…でしょ…?」
本気で神田川はわたしのことを…
恥ずかしい
顔が火照る
恥ずかしさのあまりわたしは教室から逃げ出した
「あ、待ってよ柚希ちゃん!」
神田川の公開告白に教室はざわめいていた
「神田川くん、ゆずっち本気で神田川くんの気持ちに気づいてなかったみたいなの」
「あ、やっぱりそうなんだ。柚希ちゃんは鈍感だな~」
「だから気持ちはちゃんと真っ正面から伝えてあげないとダメだと思うんだ」
「うん。わかってる。俺も覚悟決めたから…」
なんで?
どうして?
神田川はわたしが好き
それを聞いて喜んでいる自分がいる
あんなにうるさいやつだと思っていた神田川の存在が当たり前すぎて気づいていなかったんだ
神田川の気持ちに
神田川の存在がいつの間にかわたしの中で大きくなっていた
その日は一日中神田川を避けて生活していた
神田川を見るたびにさっきのことが頭に浮かんで顔が火照る
なんでこんな気持ちになるんだろう…
相手は神田川なのに…
わたしは神田川のことどう思ってるんだろう…?
放課後も神田川に会わないようにさっさと帰ろうとした
「柚希ちゃん」
呼び止められ振り返るとそこにいたのは…
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