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200字小説

つかみどり

作者: コスミ

「箱から片手で掴み取って、隣の計量皿へ。1gあたり10円の賞金を贈呈します」


「あの……。その箱、何が入っているんですか?」


「知ってしまうと掴み取りにくくなるものが、ぎっしりと」


「いや、教えてくださいよ。怖いでしょ」


「まあ……味噌ですけど」


「……辞退します」


「ならこっちは? ひきわり納豆」


「それも嫌ですね……」


「ではこちら、丸大豆は」


「やりましょう」


「でも灯油ヒーターの上に置いてたから……」


「熱っ!」

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― 新着の感想 ―
[良い点] ころんでも只起きない商店主の逞しさというか‥‥文章が冴えてますね!
[良い点] ひょうひょうとして殺気立っていない雰囲気が良いですね、つかみ取りとか血管浮いている人の群れが居そうなんですけど。 [一言] やけどが軽くすみますように
[一言] 私もつかみどりしてみたくなりました(笑
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