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強者どもは四人いる  作者: 麟凰
序章
7/18

7 秘密基地 Side玲人 ①

「……ふざけるな」



と、思わず言ってしまった俺は悪くない。

寧ろ今まで言わずによく耐えてきたと、自分を褒めてやりたい。

今の俺の状況に陥れば誰でもそう思うはずだ。

――自称親友に穴の中へ引きずり込まれ、目覚めたら異世界らしき世界にいて、賊らしき男三人に囲まれているならば。

もっと言うと名も知らない女が一人、俺の傍にいる。

これらから分かるだろうが、俺は面倒事に絶賛巻き込まれ中だ。


何故このような状況に陥っているのか、振り返ってみる必要があるだろう。

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