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強者どもは四人いる  作者: 麟凰
序章
13/18

13 秘密基地 Side彰 ①

「……またか」



命の恩人からある事を聞いた自分は、思わず深い溜息が出てしまった。

本来なら無事だった事に安堵するのだろうが、話の内容が自分を複雑な気分にさせる。

玲人(あの人)の言葉を借りて言うと、あの馬鹿()には呆れを通り越して感心すら覚える。


『拯は何処に居ても変わらない』、か。

玲人の言う通りだったな。

まさかここまでとは思わなかったが。


玲人の言葉を噛み締める羽目になったのは、昨日の拯に原因がある。

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