表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もうやめてください ~前世持ち傷つき令嬢が人を愛するまで~  作者: 山田


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/6

第一話

前世に見た物語に生まれてしまったイザベル

家族や婚約者に殺され破滅していく運命の彼女は絶対に愛することなど無いと誓う。

?「イザベル、、?」


イザベル「ごめんなさい。私、、つい、驚いてしまって。」


?「この婚約はめでたいことだ。敵対してきた東のノクス・サンクタと、西のアルビリオンがこの婚約を通して友好関係を築こうとしているんだ。」


イザベル「(嘘付くんじゃないわよ。私をアルビリオンに行かせて、情報を送らせるつもりでしょ。そんなことしたら、本当に前世見た通りになるじゃない。)…。分かってるわ。お父様。私ただ、急で、不安だったの。アルビリオンにはお父様もみんないないんだもの、、さみしいわ。」


モルディン・ノクス「はっはっはっ!こんな急に決まって私も寂しいよ、愛しいイザベル。」


イザベル「それで、いつ婚約致しますの?半年後?」


モルディン・ノクス「1ヶ月後だ。婚約式に合わせてアルビリオンに行きなさい。さぁ、今日はもう遅い、部屋に戻りなさい。」


イザベル「(1ヶ月後??!)、、分かりました。戻りますね。良い夜を、お父様。」



トコトコトコ、、トコトコトコ バタンっ


ついに来てしまったのね。アルビリオン国の王の甥っ子との婚約が。




私は、2度目の人生を生きている。


1度目は城下町で必死に働く少女だった。両親は私を目一杯愛してくれた。しかし、幸せに暮らすには私たちは貧乏すぎた。

近所の同い年の友達たちが両親と笑って過ごす中で、私は必死に働いてきた。


10歳になると男爵家に奉公に出て働いた。

男爵令嬢であるお嬢様は癇癪を起こすことがあり、物を投げられることや、叩かれることは日常茶飯事であった。

特に私は、お嬢様と歳が近いこともあり、お嬢様から酷い虐待を受けていた。

そんなある日、珍しく上機嫌なお嬢様と劇場へ行き、独裁国家のお姫様の物語を観た。敵国に婚約者として、そしてスパイとして潜り込み、敵国諸共破滅していく中で育むバッドエンドラブストーリーであった。

劇途中、お嬢様が些細なことで癇癪を起こし退席せざるを得なかったため、劇の最後まで観ることはできなかった。

しかしながら、お姫様が涙を流し、愛を伝えながら沈みゆく姿が印象に残っている。



そう、私はその物語のお姫様として2度目の人生を生きている。私は愛に狂い家族に操られ破滅する運命なのだ。


私が家族を信用し、人を愛することは今世では絶対にないだろう。

ご精読ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ