5話 ヌイア カイロスのレングス
前回のあらすじ
フィオ達は魔物に攻撃をするが効かない
フィオ達は消耗戦になりピンチになるが……
ヌイアのレングスによりピンチを切り抜ける
ヌイアは禍々しい大剣を両手で持つ
ヌイアの体と同じぐらいなので相当の重さなのだろう
ヌイアは魔物に大剣を振り下ろす
うぎゃあ!!ぐぁっ
魔物の痛々しい声がダンジョンの中に響く
魔物の体は少しずつ消えていく
少し時間が立つと魔物の声すら無くなり、部屋は赤い壁紙でもあるのかと錯覚するほど血で赤くなる
最終的には魔物は元から居なかったように完全に消えてしまう
「疲れたな、デカイのは面倒だわね」
ヌイアの手にはすでに禍々しい大剣は消えていた
「ねぇヌイア、その剣は君のレングスなの?」
「隠しておこうとしたけど無理らしいわね、これは私のレングスよ、詳しいことは言わないけどね」
「そして魔物のレングスも自分の魂に宿った、これで更にレングスは強化されるの」
「あんた凄いな、まさかレングスを持ってたなんてな、速く言ってくれよ」
「本当にそうですね、まさかそんなに強力なレングスを持ってるなんて」
ヤングは疲れた様子で話しており、先程の魔物の攻撃を少し受けており、血が付いており、ヤングは出血が酷い
「貴方達は先に出てなさい、あとは私とフィオで行くわ」
「ありがとよ、ここから先も頑張ってくれよ」
ホリィはヤングを支えながらダンジョンを出ていき、フィオとヌイアで二人きりとなる
「ここで見たことは内緒ね」
「わかりましたけど…」
「何個か気になることがあるんですけど……ヌイアの大剣はなんなんですか?」
「まぁそれぐらいならいいわ、あれはブラックホールの剣……そもそもブラックホールってわかる?貴方世間知らずみたいだし」
「いろいろ吸い込むやつですよね?」
「まぁそうね、この世の全てを吸い込む剣、それがあの大剣の正体ね」
「そんな凄い剣を作り出せるなんてレングスって夢がありますね~」
「そうかしらね、そうとは私は思わないけど」
ヌイアは少し顔が曇る
「…何があったんですか?」
「貴方ね、そう言うときは無言でほっとくもんよ?本当に常識を知らないわね」
ヌイアは少し笑いながらいい、フィオは笑ったことに安堵する
「そう言うもんなんですね、次からそうします」
「しなくてもいいわ、貴方のそう言うところ良いところと思ってるから」
フィオ達はダンジョンを周り終わり、すべての魔物を倒したことを確認する
「疲れましたね~なかなか広かったです」
「そうね、私は目的のレングスが手に入ったから良かったわ、私はゴールドいらないから全部あげるわ」
「別にもうゴールドは要りません、その代わり……」
「ゴールドを手に入れる為に来たんでしょ?何をさせるつもり?」
「自分を……弟子にしてください!!」