4話 魔物攻略戦
あらすじ
レングスについて説明された後
大量の魔物が現れ倒して先に進むフィオ達
そうすると巨大な魔物が行く手を防ぐ
ヌイアによるとこの魔物はどうやらレングス持ちのようだ
フィオとヤングは巨大な魔物に剣を振る
ガチャン!!
フィオの刀やヤングの大剣は魔物には通らず、鉄に当たったような音がなり、毛だけが床に落ちる、その毛の音は石のような音だった
「っ!!」
(硬い……これがこいつのレングスって力か)
魔物は攻撃をする、フィオか避けたがかすり傷を受けてしまう
(どうやったら攻撃を与えられるんだ?…今の感触は鉄のようだった、やつのレングスって力は自身を硬くせると言った所だろうか……)
フィオは連続攻撃をするが、切れるのは魔物の毛だけでただ疲れるだけだ
魔物は硬いが動きは遅く、攻撃を避けるのは難しくはないが、いつかは疲れが溜まり大ダメージを与えられてしまうだろう
フィオ達は魔物に攻撃をするが意味はない
「おいホリィ!!こいつにはどうしたらダメージを与えられるんだ!?無敵なのか?こいつは!!」
ヤングは攻撃を避けながらホリィに聞く
ホリィは攻撃が来ないところでヤングに言う
「硬いのは皮膚だけかもしれません、内側からの破壊なら可能かもしれません」
「おいおい、内側ってどうしろって言うんだよ?爆薬なんか無いぞ?あの魔物に食われろって事か?」
今まで聞いていたヌイアが口を開く
「硬いだけで無敵ではないんだな?」
「おそらくですが、あの魔物の毛は切れてますので完全に攻撃が通らないってわけではないと思います」
「そうか、それなら十分だ、後は任せろ」
ヌイアは魔物に向かって歩き出す、パッと見では魔物との大きさの違いは10倍はあるように見える
(どうするつもりなんだ……?作戦が無いわけではないだろう)
ヌイアは手を開くと禍々しい黒い大剣が現れる
その大剣は周りの物を少しずつ吸い込み、大剣の周りの空間が歪んでいるように見える
ヌイアはその大剣で魔物に切りかかる
ヌイアが魔物の足に切りかかると切られた所は綺麗に消えている、それは魔物の足だけではなく、そこにあるはずの空間まで
「うがぁ……が」
魔物は悲鳴をあげるが声すら出ない
魔物の足から大量の血が溢れだす
(これは一体……あの剣は……?まさかこれがヌイアのレングスなのか?)
ヌイアは大剣を魔物に向ける
「さぁ、運命を変えようか」