34話 守るための力
ヌイアは目を覚ます、そこは先程の森だった
「なんでお前が目を…お前は俺の恐怖に…負けたはず……」
デイモはヌイアが目を覚ました事に気がつくと急いで離れる
「怖くても……悲しくても痛くても!!…それがフィオや……アスクレーの為なら怖くともなんともない……私のレングスは…守る為の力だもの」
ヌイアは手を前に突き出す
ブラックホールが現れ世界の時間が歪む
その瞬間ヌイアの後ろに大きな金色の時計が現れる
「時さえ超えて!!」
その瞬間、空に飛ぶ鳥、森の動物、木々の音や全ての物が止まる、一人を除いて
「この後は大変な事になるわね……やるしかないけれども……全時覇王」
ヌイアが手を広げるとブラックホールの剣が現れる
ヌイアの大剣は動きが速い敵には当てることが不可能に近いと言う弱点がある……だが
「時さえ止まれば貴方は抵抗も……動くことも出来ない」
ヌイアはデイモに向かって大剣を降る
デイモの体は真っ二つになるが叫び声も上げることは出来ない
「次はあの少女ね……きっと五神騎士団の一人だわ、依頼主の情報が渡るのも不味いけど……それよりフィオを頂戴と言ってたのが気になるわ」
ヌイアはデイモから離れる
「18秒経過」
そうヌイアが言うと時は動きだし、鳥は鳴き、森は再び活発になる
森にはデイモの叫び声が響くがすぐに消える
「そろそろ依頼主の元に行かないと」
ヌイアは依頼主の元に向かう
「面白い…流石フィオの師匠だ、僕だってフィオが困るのは望まないから今回の事は内緒にしてあげる」
オネイスはそう呟くとフィオがいる雪の国に向かって歩き出す
数日後
ヌイアは用事が終わり雪の国アルクティーアに着いてフィオ達を探す
「どこにいるのよ……二人は」
ヌイアは町中を歩いていると
「フィオ君♡今日はどこに行きますか?」
アスクレーがフィオを抱き上げながら歩いている
「どこでもいいけどとりあえず下ろしてほしいかな」
ヌイアは絶望したように膝から崩れ落ちる
(私のフィオが……抱き上げられてる……私すらしてないのに)
ヌイアは震える足で立ち上がり二人に近寄る
「あああああ貴方なにして……私のフィオに何してるの!?」
ヌイアは顔を真っ赤にしながら言いながらフィオを奪うようにアスクレーから取る、ヌイアはフィオを抱き上げる
「久しぶり、ヌイア」
フィオは嬉しそうに笑顔で言う




