3話 レングス
前回のあらすじ
フィオは酒場に戻る前に依頼を確認するとダンジョン攻略と言う10万ゴールドと言う大金がの報酬の依頼を参加する事を即決する
集合場所に着くとヌイアと再び出会い、レングスと言う力について教えられる
レングスとは……
生きる者の魂に宿るとされている力、レングスは持ち主が死ぬと近くにいる他の人に宿ると言う性質が確認されており、この世に少しだけしか無いとされている
レングスには特殊能力が手に入ると言う不思議な力がある
とてつもないパワー 水を操る力など
得られる力はその時に望んだ力が手に入る事が確認されており、人によって能力は変わる
また、能力は最初に得たレングス由来であるが、レングスを多く手に入れるほど能力が強力になる
「ってこと、わかった?」
ヌイアは薄暗いダンジョンを進みながらフィオに説明をする
「なんか難しいですね、大体はわかりましたけど完璧ってわけではないです」
「まぁ後々わかるわよ、それにいつか貴方もレングスを手に入れられるかも知れないからね」
「でも世界に少ししかないんですよね?そんなことあり得ませんよ」
フィオ達は話をしながらダンジョンの奥に進んでいく
薄暗お通路を進むと大きな部屋に出る
そこには魔物が30体はいるように見える
「なかなか多いわね」
「そうですね、面倒です」
フィオは刀を抜刀し、ヌイアは短剣を持つ
「貴方が戦えるか見てみたいわね」
「戦えるますよ?ちゃんと」
フィオは素早く剣を魔物に刺す
ヌイアは魔物の攻撃を全て的確に避け、致命傷を与えている
「すごい……」
「見惚れてる暇はないわよ」
フィオ達は魔物を次々倒す
部屋には魔物の死体の山が出来ており、ダンジョン攻略の依頼を受けた者の中には足が震えて立つことが出来ない者や怪我をしている者がある
「お…おい、なんだアイツら!?男は速すぎる……それにあの女は全ての攻撃を避けてるぞ!!」
フィオは素早く魔物を切り、ヌイアは的確に攻撃を当てる
少しすると部屋にいた魔物は全て死体になっており、部屋に血の匂いが漂う、依頼を受けたものの中には逃げ出すものなどが現れ、残ったのはフィオ達含めて4人となる
「他の人達は逃げ出したか」
「そうみたいね」
「お前らなかなかやるな、的確な判断で速かったぞ」
剣士と思われる男に話しかけられる
「ありがと、それよりこれからどうする?、足手まといは皆居なくなったよ」
男は豪快に笑う
「足手まといは事実だがオブラートに包むことをお前は知らないらしいな、お前達名前は?俺はヤングだ、俺の横にいるのはホリィだ、なかなかこいつは頭が切れるんだ」
「よろしくね、坊や達」
「自分はフィオ、こっちはヌイア」
ヤングは太い大剣を持っており、長い髭が特徴的だ、一方ホリィはお嬢様のような見た目だ
フィオやヤングはダンジョンの最奥に進んでいく
薄暗い部屋を壁を頼りにして進んでいくと何かに当たる
「これはなんだ?もふもふで気持ちいい何かがあるぞ」
ヤングは触ると突然動き、咆哮を放つ
部屋中に獣の声が響く
「こいつ魔物か!!」
「何してるの、さっさと倒すわよ」
ヌイアはフィオに近寄り、声を聞かれないように耳に口を近づける
「おそらくこいつが例のレングス持ちの魔物よ」
フィオはその言葉を聞くと刀を抜刀する