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異世界ラグナログ  作者: Wao2525
第一章 メロウでの死闘
17/33

17話 それぞれの覚悟


「ヌイア!!大丈夫でしたか?」

ヌイアは木に寄りかかる、ヌイアの顔には怒りと悲しみが浮かんでいるのはアスクレーから見てもわかった


「私達はね……フィオを探しに行かないと……」

アスクレーは瓦礫の山を見ながら言う


「ヌイア……わたくしはヌイアとフィオ君に着いていきます」


「でも……残る理由が……」


アスクレーの顔は凛々しい、その顔には覚悟が浮かんでいた

「覚悟を決めました、わたくしはあのセイドと言う男を倒したいんです…それに…もうメロウにはあの診療所はなくなってしまった……残る理由はありません」


「わかったわ……後悔はしないことね」


二人は瓦礫の山を歩きだす

フィオとセイドを探すために




フィオは必死に瓦礫を退ける


「ヌイア!!アスクレー!!」


フィオは叫びながら二人を探す

(今の俺は昔の俺じゃない…仲間がいる、この二人を守るためなら……復讐なんていらない…だから……お願い…生きてて)


時間が経ち


「ねぇ……これ…」

ヌイアは血の跡を指差す


「もしかしたらフィオ君のかもしれませんわ、血の様子を見るにこっちに進んでいますわ」

ヌイアとアスクレーは走って血を辿る


血の先にいたのは倒れたフィオだった、呼吸は荒く肩から腰までの深い傷と背中の刺し傷が痛々しい


「フィオ!!起きなさい!!これは師匠命令よ!!」

ヌイアは焦りフィオを揺さぶる


「だめです!!これ以上動かしたら傷が更に広がりますわ!!私のレングスで回復しますわ」

アスクレーはフィオに手を置くとフィオの深い傷は少しずつなくなり、傷が着く前と同じ状態になる


アスクレーは疲れた様子だ

「なかなか…疲れますわ」


「ん……ここは……」

フィオは目を覚ます


「フィオ!!良かった!!心配させないで!!」

ヌイアは泣きながら言う


(お父様……次は守れましたよ)


「どうやって逃げたの……?」

フィオはヌイアに質問をするとヌイアは固まる


「それは……」

フィオは体を起こしてヌイアの前に立つ


「ヌイアのレングスはブラックホールなんでしょ?……」


「ヌイアの力はワープじゃないのですか?、私は気が着いたら森に居て……てっきりワープだと……」

フィオは疑いの目を向ける


「ヌイア……何者なの?レングスの能力は……本当は何なの?……」


ヌイアは諦めた様にため息を吐く


「いいわ……覚悟は決めた、言うわ」

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