71 アルファ星
マリエールはアルファ星やベータ星の歴史を学ぶ。アルファ星の母星は環境破戒や核戦争で崩壊した。アルファ星に移住して原住民を奴隷にした。両者の戦いはそこから始まる。
71 アルファ星
マリエールは翌朝、相談員にアルファ星全般の説明を受け歴史や地理についても学んだ。特に歴史については興味深かかった。アルファ星の人々は元々ここに棲息していたのではなく、別の惑星の知的生命体であった。しかし環境破戒と核戦争が原因で母星が滅んだ時に恒星間移動の技術を得て、アルファ星に数万人が辿り着いた。アルファ星には、新石器時代程度の知的生命体がおり、関係は微妙だった。容姿違い、人間型の現アルファ星人に対して原住民達は霊的な存在で容姿はおぼろで、あまり執着がない存在だった。現アルファ星人は敬う姿勢を取るものもいたが、奴隷の様に扱うものも出てきた。
年数が経ち現アルファ星人達も人口を増やし、べーター星も手中に治めた。原住民達も知識を高めていた。現アルファ星人の支配は受けていたが高度な文明を得ていたし、霊的存在であったため、現アルファ星人達恨み持って顕在化してゴブリンのような容姿になっていった。べーター星でも同様な事が起こり、両星で両者の殺し合いが始まった。結局アルファ星は現アルファ星人、べーター星は原住民が支配するようになった。両者は頻繁に戦争して両者は何度も絶滅の危機に瀕した。戦いは不老星が介入するまで続いた。アルファ星人は母星の回復にも取り組んでいる。全生命が死に耐え、放射能に汚染され大気まで失った星を再生する事は並大抵の事ではない。それに不老星がその事業に消極的だった。担当員に理由を聞いてみた。
「表上の理由はそれよりも優先する仕事があるという事でしたが本音は、母星が復活して、現アルファ星人が戻り、連動星が原住民の物になると支配がし難くくなると思っていたからではないでしょうか。」
マリエールはこの件で担当者といろいろ話しをした。万能者が指示を出せばアルファ星人は母星の復活に動くだろう。べーター星との戦いが無ければ数年で人の住める星に出来るだろう。そうなれば移住を希望する者いる筈だ。
「アルファ星人が母星に帰り、連動星が原住民の物になれば理想的ですね。」
マリエールは担当者に言うと、担当者は複雑な顔をした。
「そう考える人もいるでしょう。でも大半の人々はそれでは治まりがつかないくらい、骨髄から憎しみあっているのです。」
マリエールはニッコリ笑って、
「それならいい手があります。」
と言った。
マリエールは彼に、アルファ星人の母星の復興をアルファ星人に指示する事、アルファ星とべーター星の平和の秘訣を提案した。彼からアルファ星に指示を出す事の了解、マリエールも手伝うように指示があり、平和の秘訣も判ったと返事があった。
アルファ星人の母星復興の指示は出され、作業は始まった。マリエールの仕事は放射能の削除、星全体に収納粒を撒き放射能を吸わせ回収収納する。続いて天地創造だ。海、大地、大気、生き物を作った。環境破戒や核戦争が始まる前の星の記憶だ。アルファ星人を呼び作業をしてもらった。アルファ星代表には、この星がアルファ星人の星でアルファ星からアルファ星人は廃除すると伝えてある。万能者の言葉だ。必ず実行されるだろう。母星の再建も移住も着々と進む。
アルファ星人の母星の復興が始まる。マリエールは天地創造の魔法を使う。彼は、この星だけがアルファ星人の星になると告げた。




