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       5 耕作地の拡大

 耕作地の拡大を考える。山での栽培、森での栽培、砂漠での栽培、海産物の収穫。特に海での収穫は上手くいった。

         5  耕作地の拡大


 通常の作物であれば、十分な耕作地を確保した。しかし、山で栽培したい物、森で栽培したい物、砂漠で栽培したい物、海産物など欲しい物はある。この世界に海産物という物はないのに知っている。海の魔獣が凶暴で特にクラーケンは陸上までやって来るので海から100m以内は近付かない事になっているので、人は海産物などとは縁が無い。一体何故知っているのかマリエール自身が知りたい。

 取り敢えず山だ。山菜、高原野菜、蕎麦、高野豆腐-------------。山地、冷寒地での収穫が欲しい。取り敢えずアンドロイドしか行かないので、どの場所で何を栽培するか含めて検討して行く。実験栽培を繰り返しどう耕作していくか決めればいい。

 森で欲しいのは、まず薪だ。そして木材。多種の魔獣がいるのも森だし、木の実も欲しい。森で栽培したいのはキノコだが、特に森でしか出来ないものでもない。森はどこまで続くか分からないので採集しながら調査が必要だ。また、森には淡水魚がいる可能性がある。鮭や鮎がいると良い。

 砂漠のオアシス特有な果樹や甘味、砂糖の原料になる植物が育つ可能性や今の耕作地では育たない植物の育つ可能性を確かめたい。実験栽培しながらやって行く。

 実際成功したのは海産業だ。入江を塞いで小さな出入り口を作り、入江内の魔獣達狩って、養殖業を始めるというプランだ。海を上空から見た。半島や入江の多いリアス海岸だ。丁度いい幅3キロ半島の長さ3キロつづ場所があったのでそこに決めた。まず土魔法で入江を塞ぐ。クラーケンが入らないように、高さを海上10mまで上げた。

 魔獣狩りにはマリエールも参加した。エアシールドで身を守り魔法撃って魔獣を退治する。結構いるのが判る。マリエールはアンドロイドと一緒に近場のクラーケンに向かった。リーダーはアンドロイドだ。

「マリエールは頭を狙ってください、私は懐に入って眉間を狙います。」

マリエールは貫通魔法を何度も放った。アンドロイドは懐に入って眉間を狙う。一発では効かない。脚が巻きついて来るのを切りながら仕留めた。収納して次に進む。結局我々はクラーケンを5体、サメ魔獣を3体、イカ魔獣を2体、蟹魔獣、貝魔獣、魚魔獣などを収納して、翌日も出陣して魔獣狩りを終了した。

 半島の付け根から耕作地側に塀を作り上下水道も延長した。小型船や網、道具や金具、木材を用意した。採卵場や稚魚の育成場も作った。始めはブリと鯛だ。

 海の魔獣は美味しい。始めは領地で始めたが、王都でも人気だ。ビールとの相性がいい。直ぐに2つ目、3つ目の入江が閉じられる。

サザエや鮑の養殖も始まり、魔獣以外の海産物が出回ればどれも人気だ。

 海の魔獣に怯える事も無く、利用価値があると判れば。海を楽しむ事が出来る。場所によっては海水浴も楽しめる。マリエールは、

「海側が全て、入江封鎖の工事が済んだら、島に向かうか。」

と呟いた。その日は遠くないたう。

 入江の閉鎖、中での海の魔獣の討伐。養殖。海の魔獣も海産物も好評だ。

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