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        34  海洋進出

 海洋開発は遺族達も参加だ。3年の付与魔法で能力と忠誠心が生まれた。外見や若さも変えられる。接客技術も付く、人に好印象を与える技術もある。大陸と大陸海域は任せられる。

          34  海洋進出


 アンドロイドは1万体、それぞれ1000人の遺族が付くから1000万人が作業に入る。先ずは、大陸沖1000kmの位置で高さ海50mの壁を作る。まるで天地創造のようだ。海面から突然壁が出て来る。次々と壁が出来る。約一ヶ月で壁が完成する。次に中の海の魔獣を討伐だ。付与魔法を得た遺族達も討伐に参加する。無数の海の魔獣が共有アイテムボックスに入る。これらはマリエール商会を通じて販売される。狩り尽くされるのに一ヶ月かかった。後は養殖業、産卵、稚魚育成場だ。農林水産業、鉱工業、マリエール商会が連携しながら上手く事業、産業を育成して行く。大陸の人々に海の怖れはなくなった。

 1000万人の人々に強烈な付与魔法を3年間掛け続けた。無謀な行為だ。人命や成長を考えるなら避けるべき行為だ。約3割死亡したし、生き残った人々もマリエールの下僕になった。3年後には付与魔法は定着している。遺族の子弟の通う学園も同様の教育方針だ。ある意味もっと厳しい。付与魔法の効果とマリエールへの忠誠がなければ卒園させないか、粛清だからだ。遺族は定期に学園で授業を受ける。3年毎に1ヶ月だ。

 付与魔法により、知識、体力、魔法は彼らは高い、知力が高いかは見方による。判断基準がマリエールのためにだからだ。最低限の睡眠と食事があれば、後はマリエールのために働きたいと思う。これが知力の高さと繋がるか不明だ。しかし、この世界は今彼らが中心だ。あらゆる事業、産業、流通を担っている。マリエール商会も彼らが中心だ。大陸と大陸の周辺海域は彼らの縄張りだ。たとえ海の魔獣が壁を乗り越えて侵入しようと壁を壊して侵入しようと対応出来る。この忠誠心は忠誠心がなければ付与魔法がなくなる事への恐怖だ。付与魔法がなくなると周りの仲間に殺される。逆に付与魔法を無くした仲間がいれば自分はそうすると確信出来るのでそう思う。決して裏切れない呪いだ。

 大陸と大陸周辺海域は遺族達に任せれば良いようだ。とすれば、海域外に進出する機会が訪れた。南に向かえば温暖だ。逆に北は寒冷だ。西や東は気候の変化はない。4方向に向かわせよう。未知への挑戦だ。違う生き物、違う世界、違う知的生物との出会いがあるはずだ。知りたい。違う世界に思いもしなかった事があるはずだ。

 リゼータ達4人はチュートリアルだ。新しいチュータとの出会いだ。外見15歳くらいの人間のようにみえる。知的な美人だ。

「今日から担当に成りますチュータです。この3ヶ月の目標は人間語標準テストの5割達成、他の4言語の読み書き、魔法の向上、5言語での面接です。標準テストというのは、これまで理解しやすいようにゆくっり目に話してましたが、今日感じられたと思いますが人間が話している標準の速度の喋りです。3ヶ月で付与魔法無しでの理解は難しいので、5割取れれば合格です。3ヶ月に合格して学年最終は7割以上が目標です。当然速読も必須です。この標準テストで1日、他の試験で1日、計2日です。2日めの午前中が4言語のペーパー試験、午後に5言語での面接、魔法は10万立方メートルの木箱の収納です。3ヶ月でここまでのレベル上げは難しいですが頑張って下さい。」

中々の難関だ。

 新しいチュータとのチュートリアルだ。3ヶ月の課題が多い。中々の難関だ。

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