3 新しい作物
新しい村作りだ。新しい作物だ。耕作地も広がり、水も豊富だ。豊穣の調べが響く。
3 新しい作物
領主にいろいろ聞いた。新しい作物が試せる。今まで芋類と豆類が何種類かだったが、麦も野菜も可能だ。旅商人と連絡取れる事を伝える。こちらの意向を伝えれば、持って来てくれる筈だと言う。狩りの事を聞く。対象はオークだ。肉は村で食べ数年事に他領や王都に行くので魔石は売る。素材は放置だ。王都に行く道は森沿いの道だ。何を植えるかはみんなと相談し欲しい物も聞いておくそうだ。いろいろ聞けた。買う金は魔石を売ったお金と素材、作物だが多くはないようだ。
翌日から討伐だ。狙いはオーク、その他だ。アンドロイドも出した。暫く経って村に戻った。ロイドがうるさいからだ。それに今日は村民集会だ。可能な村民が集まる。村民から様々な意見が出る。麦類は必須らしい。酒作りも必要なようだ。野菜も今迄出来なかった芋類、豆類なども上がる。衣類や建物の建替補強も必要らしい。
「マリエールは以上上がった意見をまとめ旅商人に連絡してほしい。」
まとめもないが、いろいろ買って此処に連れて来よう。マリエールもう10体アンドロイドを追加した。
森には沢山の魔獣がいる。フライの出来る者にとって魔獣討伐は簡単だ。上空から魔法を放って収納する事の繰り返しだ。アンドロイドを12体にして1日24時間を5日繰り返して王都に飛び冒険者登録して、買取して貰い、買付を行なった。作付け方法を学ぶ者、大工仕事を学ぶ者、服飾を学ぶ者、家事や調理を学ぶ者など手分けして学習して必要な物を入手した。
村へやって来たのは取り敢えず最初の2人だった。彼らは総合プランナーだった。耕作地が広がった事で旧来の村では対応が難しい。中心となる村を作り、それぞれ作付けに応じた集落を作る。中心部には、領主舘、病院、学校、農協等を置く。灌漑事業もして耕作を行う事が仕事だ。2人はプランを村民集会で提案する。承認されれば、実行に向けて動き出す。
領主や村民達はいろいろ2人に質問する。熟慮の結果、受け入れる事ににする。残りのアンドロイドも到着して新しい村が出来る。新しい村では上下水道が完備する。200人の転居が終わり、新しい農地の耕作が始まる。新しい作物が栽培される。新しい村の誕生だ。作付け面積は今迄の100倍だ。村の中心には酒を作る場所も有り鍛冶屋も有る。耕作地は海に近い場所迄広がった。アンドロイドは100体まで増えた。
マリエールは新しい村を万感の思いで眺めた。一世帯当たりの耕作面積は100haである。とても世帯単位ではこなせない。数世帯が共同で作業してアンドロイドが手助けして何とか熟して行く。小麦が植えられ、果樹が植えられる。様々な物が植えられた後、天地鳴り響く豊穣の調べ。果樹が育ち実を付ける。小麦も穂を垂らす。豊穣の調べがあまり大き過ぎて森は魔獣が溢れ、砂漠は草原になり、山には木々か繁り、海は生き物の楽園になった。
アンドロイド達は、拡大した村を外壁で覆い。砂漠だった地にオーク等食用に成る魔獣を繁殖させた。村は収穫の喜びに湧く。全ての収穫が終わった後収穫祭だ。
多くの実りが得られた。人々の苦労が報われる。全ての収穫が終わったら収穫祭だ。