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        240 依頼達成

 巨大蜥蜴の納品は終わった。担当者と園長にいろいろ説明して、巨大蜥蜴を覚醒させた。

          240  依頼達成


 亜空間に箱に入れた巨大蜥蜴を入れ睡眠を促する気体を入れ低温に保った。夜は蜥蜴は活動しないので問題なく事が進んだ。変温動物は扱い易い。問題は気温が低い国に戻って、巨大蜥蜴は活動するかどうかだ。この世界にもガラスはあるから部屋を暖かくしてガラス越しに見て貰うのがいいだろう。

 国に着いた。動物園に納品だ。担当者に説明した。取り敢えず部屋を暖かくして貰って生きている事を確証して貰う事になった。冒険者の記述にも島がとても暖かい事、巨大蜥蜴が朝日光浴をする記述があった為に依頼に時に想定した部屋が作ってあるそうだ。そこに行って箱を開けた。十分暖かくなって覚醒魔法を放つと巨大蜥蜴が目を覚ました。丁度その時園長が現れた。園長は称賛した。キャサリンはお礼を述べ依頼完了届けにサインして貰った。

 その後いろいろ園長と担当者と話しをした。食料の話しになってキャサリンはテレパスの話しをした。

「巨大蜥蜴に拠ると仕留めた獲物の肉が好きだそうですが、死体も嫌いじゃないそうです。特に食べ易い哺乳類が好きなようです。人間も食料になりそうです。十分に注意して餌付けして下さい。非常に危険な動物です。世話は部屋を十分に冷やして睡眠を確認して行なって下さい。逆に夜は冷やして上げた方がいいでしょう。冬眠はしていたかどうかテレパスでは判りませんが、一般の蜥蜴と同じと見ていいと思います。」

担当者と園長との話しを終え、園長のサインの付いた依頼完了届けを持ってギルドに向かった。やはりギルド長室に通された。ギルド長は、

「お手柄だったな。島に行き生きたまま巨大蜥蜴を連れて来るとは大したものだ。向こうて何か見付けたか。」

キャサリンは島で見た事を説明した。キャサリンはギルド長に、

「暫く島の遺跡を探索しよう思っています。出て来た物の買い取りはして貰えますか。商業者ギルドの方がいいですか。」

ギルド長は驚いた。

「トレジャーハンターの仕事の管轄は冒険者ギルドだから取り敢えず島で出た物は冒険者ギルドに納めろ。国に確認して扱いを決める。」

未知の遺跡の宝物の扱いは国が決めるのだろう。増してキャサリンしか行けない様な遺跡の取り扱いは慎重になるだろう。キャサリンは、

「遺跡の探索や島の調査を行います。報奨もたっぷりある筈ですから長期間に渡り探索に行ってこれる筈です。」

今回の依頼の報奨は高額の筈だ。報奨金も依頼票に書かれていたから安い筈はない。やりようでは一年調査しても大丈夫な筈だ。ギルド長は、

「きみをそこまで放置する余裕はない。なかばきみの指名依頼の様なものが幾つかある。取り敢えず王宮に行って欲しい。15歳の王女様が冒険譚をお望みだ。むさ苦しい男を派遣するわけにはいかんだろう。友達になれるくらいのきみがいい。冒険譚は口実で護衛の依頼である可能性が高い。王女は間もなく成人だ。その期に皇太子が決まる可能性が高い。」


 新たな任務は15歳の王女への冒険譚を語る事だそうだ。何でももうすぐ成人になるらしい。それまでの護衛を頼まれるらしい。

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