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       203 マリエール 5

 マリエールはラディッシュと念話した。ラディッシュは祝福を行ない。力を導く事が出来る。ラディッシュが沢山捕らえられている盗賊の棲家がある事が判った。

         203  マリエール  5


 宇宙生物とコミュニケーションをとった。念話の類だ。念話にも種類がある。言語による念話、感情による念話-------------。どの念話も双方に念話の能力がないと念話が成立しない。宇宙生物の念話は言語と感情による念話だ。宇宙生物はマリエールから念話を受け取り驚いた。宇宙生物は、

「我々の種族は、ラディッシュといいます。宇宙の片隅で長い年月を眺めて来ました。情報は空間から得ます。最近高い能力のある存在が現れたと聞きました。その能力が適切に使いこなせてないようです。ラディッシュの祝福はそんな問題を解決するのに役立ちます。」

能力を使いこなせないのではなく、使わないだけだがラディッシュの祝福には興味がある。

「私があなたを故郷まで送り届けます。もしそのおりラディッシュの祝福を賜われば光栄です。」

ラディッシュの祝福の事を細かく聞きたいと思ったがラディッシュは話しを変えた。

「ラディッシュの郷の近くに盗賊団の棲家がありラディッシュが良く攫われます。マリエール様この棲家を殲滅して下さい。そうすればラディッシュはあなたに最大限の祝福を送ります。」

マリエールは即断してもいいのか迷った。しかし事はラディッシュの誘拐の事、やらねばならぬ事は事実。

「ならば、アンドロイド100体と共に盗賊の棲家に参りましょう。攫われたラディッシュを救い出して盗賊を殲滅しましょう。」

ラディッシュの祝福は受けてみれば判る事。呪いではないのだから悪いものではないのだろう。

 盗賊の棲家と言うけれど、要するに盗賊が多く住む星だ。星ごと殲滅するのは問題だ。盗賊を殲滅してラディッシュを救済してお宝を奪いバリアを張る。完璧なプランだ。

 ラディッシュの念話によると盗賊島という島があるらしい。ラディッシュの気配を探せば自ずと判るらしい。マリエールは、

「ラディッシュの救出を最優先にする事、そして悪い輩を殲滅せよ。」

アンドロイドは四方八方へ飛んで行った。それだけラディッシュの気配は方々にある。一番ラディッシュの気配が強いのが盗賊島らしい。付き従う者が10体だった。付き従うというよりも出そびれたようだ。マリエールと行動すれば活躍の場があるという打算もある。マリエールは、 

「今から盗賊島だ。ラディッシュの保護が優先だが、盗賊共は殲滅しても構わない。さあかかれ。」

ラディッシュの保護、悪い輩の殲滅、お宝集め着々と進んで行く。日変わっても終わらない。国軍と戦っている者が多い。きりがないので全員集めた。星にバリアを張ってラディッシュの郷に向かった。

 全員で120人のラディッシュが救済されたその数百倍の人間が収納された。

 ラディッシュの郷付くと、ラディッシュを開放した。ラディッシュの郷の長は感謝を述べた。マリエールは今回対処した事を゙述べ今後ラディッシュの誘拐は減るだろうと述べた。

 ラディッシュ全員が揃い、マリエールは祝福を受けた。マリエールは光に包まれ、力が湧いてくるのを感じた。

 マリエールは盗賊の棲家に出かけ、120人のラディッシュを保護した。ラディッシュの郷ではラディッシュ全員の祝福を受けた。

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