184 魔女の星 3
古竜との戦いは圧勝だ。貫通魔法と火魔法と風魔法と闇魔法を構築して強く放つ。拳大の石飛礫で古竜の眉間を貫通する。
184 魔女の星 3
古竜の討伐に出掛ける。2人と共にフライが使えるしアンドロイドには古竜のようなドラゴンを退治した事がある。今回魔法構築を使う事が課題だから黙っておく。マリエールは全ての攻撃魔法や防御魔法を魔法構築して威力を1.5倍する事が判った。更に魔法を構築するのだから創成魔法の一種でもある。組み合わせも容易いから多重魔法にもなる。今回のアンドロイドの任務はいろいろな魔女の様々な魔法構築を確認する事だ。先ず同僚の魔女から知ろう。魔法構築だ。単純なものではない筈だ。
古竜は簡単に見つかった。大型のドラゴンだ。古竜独特な縦に長い体形だが詳しくないものには区別がつかないだろう。普通にドラゴン討伐の依頼を受けて実は古竜だったという話しは良くある事だ。魔女は古竜の討伐依頼は受けない。ドラゴン討伐と言われて古竜だった事があるが契約違反と言って断った事もある。古竜討伐は始めてだ。古竜は本来人の近づかない奥地に住む生き物だが、魔王の出現で人里近づいたものがいる。魔女も経験を積んでいる。どれほどの力ないと古竜が倒せないか承知している。
アンドロイドは魔女の魔法構築を見なければならない。先ずは魔女に魔法構築で攻撃して貰わなければならない。
「先輩、先制攻撃は譲ります。先輩の攻撃を見本にしながら攻撃します。」
人の魔法構築を見てそれを真似て魔法を構築するのは難しい。似た魔法構築ならば出せるだろう。魔女は防御の魔法構築をした。古竜はドラゴンは攻撃してきたものに攻撃するから当然攻撃して後に攻撃が来る事を用心しなければならない。防御魔法を構築した後貫通魔法を構築して放った。貫通魔法は負担が大きい。全力を出すと気を失う。古竜の眉間に向けて貫通魔法を構築して放った。負担は大きいけど気を失うほどではない。当然古竜からブレスが放たれた。防御魔法が構築してあるので防ぐ事が出来た。アンドロイドが貫通魔法を構築して古竜に放った。古竜の眉間には穴が空き血が吹き出した。古竜はアンドロイドにもブレスを放つ。防がれる。魔女は、
「貫通魔法に火魔法や風魔法や闇魔法を加えて構築して強く放つのよ。貫通させる石もっと大きな方がいいわ。」
魔女は貫通魔法に火魔法と風魔法と闇魔法を重ねて魔法を構築した。構築するだけでも負担はあるが、放たなければ気は失わなはない。アンドロイドも同じように多重魔法を構築して拳大の石飛礫を古竜の眉間に強く放った。拳大の石飛礫が古竜の眉間を貫通した。単純な多重魔法だ。魔法構築というのもおこがましい。魔法構築の専門家からすれば魔法構築とはいえないというだろう。しかし魔法構築されて古竜を倒した。それが全てだ。
古竜討伐の報奨は大きな金額だった。その後も対魔獣戦、対人戦、建築土木工事にと駆り出された。広域魔法やタ弾各撃魔法、指定範囲の土魔法などを構築して見せ、アンドロイドになぞらせる事を繰り返した。土を石に変える方法や物の強度を高める方法など教えた。
その後も対魔獣戦、対人戦、建築土木工事で活躍する。高域魔法、タ弾各撃魔法、指定範囲の魔法構築などを行う。土を石にする魔法や物の強度を上げる魔法を学ぶ。




