175 魔法のない星 3
アンドロイドはマリエールに報告して指示を仰いだ。今回は超高度アンドロイドと簡易型アンドロイドを使えと指示された。つまり殲滅だ。
175 魔法のない星 3
マリエールに報告して指示を仰いだ。国民と魔法使いの生活を守るために、宗教団体と国を滅ぼして、当分の間星を支配せよ。今回は超高度アンドロイドと簡易型アンドロイドを自律ユニットとして使用するように言われた。侵略の程度、使用するアンドロイドの個数は任せるという事だ。ロボットのアンドロイドを使用するという事は、誰かを残したりする事はないという事だ。アンドロイドが示した場所の全ての生物が攻撃対象になる。
つまり予告も必要ないわけだ。それは国王や教祖を逃さないためには必要な事だと思う。しかし王女も王子も王妃も、信者も皆殺しというのが少し気にかかる。
その夜王宮に忍び込んだもう起きているのわ護衛だけだ。護衛達心に今こので一番心美しく容姿が美しい王女は誰か聞いた。ほとんどの護衛は第3王女の名前を上げた。第3王女の部屋や容姿も聞き出した。
アンドロイドは隠密の手段で第3王女の部屋に侵入した。透明化している。寝ている第3王女の心に入り込む。
第3王女は夢を見ているなのだろうと感じた。明晰夢なのだろうか。身体の自由は利く。テラスのようだ。見覚えのない景色が広がる。見慣れたメードが誘導する。見慣れない少女の前に案内された。少女は話し出す。
「私はあなたの国が魔法使いを弾圧したため鉄槌を加えるものなり。我が主の決定に賛同して協力するなら命を救う。」
第3王女から見てこの少女は美しいがこの星の人間でないと思った。この星に裁きを与えるならば天使ような存在か。確かに今の政治には不満がある。国王は教祖のいいなりだ。政治は腐敗して国民を顧みていない。より良い未来を作るためなら協力は惜しまない。
「賛同して協力します。何なりとお申し付け下さい。」
第3王女は毅然とそう言った。それから打ち合わせた。攻撃の前日宝物殿などから価値のある物を全て回収するように言われた。万能の力を一時的に与えると言われた。全ての物を回収するように言われた。そうすれば仲間にしようと言われた。
目が覚めた第3王女は今見た事は必ず起こり第3王女は与えられた役割を必ず実行する事を決意する。でもその時まで誰にも話さない分別を第3王女は持ち合わせた。
第3王女の成功で気を良くしたしたアンドロイドは夜中の教会に住み込みの信者達を訪ねた。しかしこの試みは成功しなかった。彼らは全て薬物中毒で正常な判断が出来なくなっていた。何の救いのない教団だ。
攻撃は5日後の午前9時より、前日の午後11時から王城は第3王女が教会はアンドロイドが回収作業をする。この作戦の要は第3王女だ。第1次の攻撃終了後、貴族や直轄地の代官に伝令を出す。王女の名前でだ。王城に大型コンピュータを設置して王女の命令を入力する。超高度アンドロイドも簡易型アンドロイドも王女の命令で動く。貴族も代官も教会の支部も関連する施設も王女の支配下に入る筈だ。第3次は王女がこの星の不滅の存在となりこの星の支配を確実にする事だ。この事はまだ王女には告げていない。
アンドロイドは第3王女の夢の中に入り、計画を打ち分けて、協力を求めた。王女は協力依頼に応じた。実行の前日価値のあるものを回収するのだ。




