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          168  女王

 女王の星でも星の人々の意見をインターネットで集約して政治に反映している。政治の形態は違ってもやっている事は同じだ。

            168  女王


 女王の居城は大きくない。働く者多くない。全てアンドロイドだ。中央集権進んでいる割りに業務は多くないようだ。マリエールが尋ねると女王は事も無げに応える。

「ここには軍隊も警察も司法も立法もありませんからね。あるのは管理業務だけです。人間を管理するアンドロイドがここにいるだけです。」

上手くイメージ出来ない。この星はアンドロイドに支配されているのか。

「民主主義の形態を取っていた時期あります。王政でももっと多くの人間を使っていた時期もあります。でもどれも上手くいきませんでした。だから今この形態の政治を取っています。マリエール様ならどんな政治形態を取りますか。」

マリエールは移住星の政治形態を語った。

「嘘でも民主主義の政治が行われている事しないと星が荒れると思っているのだ。星人の意見集約は必要だろう。」

女王の星でもインターネットによる意見集約をしており、政治に反映している。表面的な違いは合っても中味は同じだ。

 マリエールは歴史ある恒星間移動出来ない星との関係に付いて聞いた。

「その星との関係はどうしていくのかい。その星が恒星間移動始めたら放って置けないだろう。」

王女は、

「監視カメラを設置して監視しています。現在、王族が地方の豪族を従えています。数千年後には宇宙進出するかも知れません。」

マリエールは、

「自衛なら構わない。ただ星を滅ぼすつもりになったら連絡が欲しい。銀河系統括代理の名前は今はないが、気持ちの中では残っている。星の生き死には私が決めたい。」

5000年後、その星から来襲があったと。何隻か撃墜して何人か捕虜にしたと。マリエールは女王に会って約束を果たしてくれた事のお礼を言った。捕虜に会ってテレパスをした。その後収納した。その星に出掛けて魔法攻撃を仕掛けた。7割り以上が死んだ筈だ。そして強力なバリア張り内からも外からも出入りが出来なくなった。捕虜からのテレパスで恒星間移動の技術を流浪の旅人から知らされたという情報があった。流浪の民が一律悪だとは思わないが、今回の連中は悪人だ。

 それから5000年後再びマリエールはその星を訪れた。天地創造をかけるつもりだったが、以外とすんなりと星の代表と面会出来た。代表は、

「あなたがこの星の最後にお見えなる事は、言い伝えとして残っています。この星が女王の星を攻撃した後あなたはこの星の殆どの人間を殺し、宇宙に出られないようにされました。残った者でここまで再建しました。あの時点で滅亡させなかったのは、その間で宇宙に進出出来るならば残してもいいという温情と、生き残る足りる人間か確認しようとされるだろうと思いました。宇宙進出は出来ませんでしたが残して貰えますか。」

暫くの沈黙が続いた。

「流浪の民の宇宙船の技術を伸ばしていけば当然ガードは突破可能だった。それから生き残るに足りる人間かどうかだが、私はガードを突破して女王の星と良好な関係を築いて欲しかった。それが出来ない以上女王の星を攻撃した愚かな星という印象しかない。」

その星は天地創造された。        

 5000年後恒星間移動出来なかった星が女王の星を攻撃した。厳しい制裁と宇宙に出られないガードをされた。反省を見るための5000年があったが結局天地創造された。

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