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         164 その後

 マリエ―ルのアンドロイドはサラに責任持つ交渉相手がいないので交渉にならないと伝える。一年経っても責任のある交渉相手がいないならこの星を支配するとマリエ―ルのアンドロイドは配信する。

            164  その後


 サラはアンドロイドの話しを上司にした。話しは首相にまで話しが言った。首相は、

「責任有る交渉相手か。私では務まっていないと言う事ね。」

結局、首相は任期が終るまで事態を放置した。

 続く首相は、宇宙船やアンドロイドの設計図を書かせるように、通商を拡大するように担当者に指示して、サラにも命令した。サラはアンドロイドにそう伝えた。アンドロイドは、

「交渉は終了です。この星が正常になるまでは我々はこの星に関わりません。」

全てのアンドロイドは引き上げた。

 アンドロイドは事の顛末を書き付けてインターネットに配信した。この星には発展する余地あるのに政府それを阻害していると断じた。

 男尊女卑の社会制度、宇宙人に対する不寛容さ、政府関係者の態度の悪さ------------------。そして、我々と関係する事のメリットを示し、政府はその改善もせず、その改善を前提に我々との通商や我々からの技術支援の提案に耳をかそうとしないばかりか我々との敵対をしようとしている。我々にはこの星を滅亡させる力があるが無関係の人達を巻き込むのは忍びない。せめて我々とまともに話し合える人物がこの星の代表でいて欲しい。後一年待つ一年後呼びかける。その時適切な人物を代表としていなければこの星は我々が支配する。この星のものは全て我々ものとする。

 と配信した。もちろん強烈な反応があったがマリエ―ルやアンドロイドはそれを読む事はない。当面マリエ―ルが関心寄せる事はない。後この星の人々の判断だ。

 この星には新人類と旧人類がいる。新人類は旧人類から突然変異して生まれてきた。始めは知的に身体的に秀でた存在だと思われただけだが遺伝子の違いがある事が判り、旧人類には無い能力がある事が判った。しかも新人類と旧人類では子どもが無せない事も判り新人類だけ集まって住むようになった。

 新人類の人口は300万人程と言われている。300万人というのは判った数で実際にはその数倍はいると思われる。300万人というのは新人類の特別居住区に住む人口で一般人の居住区にいるものは含まれない。新人類が発見されたのは50年前だ。年齢に比べて若々しい人々が何人もいる事が報告されていた。新人類の発見者は新人類の医学博士だった。60歳の時妻に死なれ子どももいなく天涯孤独になった。自分が10代のような容姿を持っている事に疑問を持ち検証に当たった。血液検査の結果比較的早期に原因が判った。染色体が違うのだ。旧人類の染色体は46本ところが新人類の染色体は48本ある。ドクターは「フォーティーエイト症候群」と呼んだ。旧人類とは明らかに違う一組の染色体、この染色体がドクターは己の染色体を調べ様々な事を突き止めた。研究論文として発表して新人類として公表した事でいろいろなアクションがあった。星として新人類をどう扱うかが問題になった。新人類の把握が必要と判断された。染色体が違うので新人類と旧人類の間では子どもは生まれない。結婚に際しては確認が必要だ。

 この星には新人類と旧人類がいる。染色体が一組多い。様々な能力が秀でている。まだまだ判らない事が沢山ある。

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