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         135 移住

 マリエールは天地創造したガンマ星の外周の惑星にアンドロイド一万体を送り100万人の受け入れ態勢を整えた。

            135  移住


 アンドロイドはその後天地創造された星に降り転移陣を幾つ作って、マリエールのアンドロイドを一万体受け入れ、移住者の受け入れ準備をした。想定は100万人程度。アンドロイドは女性保護団体や母子寮、養護施設や男尊女卑の考えのない人々、女子学校や女子大学を回って説明した。紹介のあった人々に男尊女卑の考えがないかテレパスして説明には感情あるアンドロイドが回った。実際にテレパスして天地創造の終了した星への転移装置を装着するのは、別のアンドロイド達仕事だ。装置の装着と言っても何か装着するのではなく印を付けて、転移可能するだけで物理的な影響はない。本人達の了承も必要だし家族があれば家族も一緒がいいので、説明して対象者になった家族や個人を調査して適合者の意思を確認して転移装置を装着する。テレパスしてお告げのように意思の確認し装着するのだが家族の場合は難しい。テレパスで確認していてもいざ確認したら同意しない者がいた場合、その者を除く家族を転移させるのか同意しない家族も含めて転移させるのか全員転移させないのか決める事は難しい。実際には全員転移させない事を前提に、必要に応じて説得する場合がある。

 ガンマ星で、宇宙に出られない事が判って、何故か外周の星への話しをしている者いる事が判ると国々は説明している人物を捕獲して事情聴取しようとする。説明聞いた者によれば、説明したのは交流会の統括代理人マリエールのアンドロイドだと名乗っているそうだ。交流会は人身売買や奴隷制度の批判をしていた。宇宙に出られない事を含め、交流会が絡んでいる事が推定される。各国のマスコミは大きく報じ始める。報じたマスコミに対して、アンドロイドは天地創造という方法で交流会はガンマ星を絶滅させるつもりだと伝え理由も告げて交流会は一部人命の救済をしていると伝えた。ガンマ星ではアンドロイドとは作業用ロボットの事だから、伝え聞く説明者の容姿とアンドロイドは結び付き難かったが、伝え聞く容姿の似顔絵を情報公開して、情報を集め出したが変幻自在で姿を変えてしまっているので、捕まらない。マスコミが報道したので情報が広まり、国民はパニックに陥った。何処に向けていいか判らない不安を国にぶつける人々もいる。もう何も配信していないがサイトに星を滅亡させないでくれとか助けてくれとか送る人々は多い。残念な事にもうサイトは存在しない。国に交流会との交渉を求める人々も多い。ガンマ星は通信手段で交流会との接触を図る方法がないので交流会のアンドロイドを探し出すか連絡を取るしかないのだが、探し出せないしマスコミ通して名乗り出るように呼び掛けているがそれ応える事はない。

 やがて多くの人間が一度に消えた。それが何を意味しているか理解出来ぬ者はいない。交流会の救済だ。今ガンマ星に居る者は救われない。ガンマ星の人々は荒れた。マリエールのアンドロイド達はもういない。何十億人の人々が居るが、もはや世紀末の様相だ。監視カメラがその様子を見てアンドロイドが確認するが救いようがない状態だと思うだけだ。

 ガンマ星から突然多数の人々が姿を消した。誰の目から見ても判る。交流会の救済だ。残った人々に救いの道はない。

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