13 国王謁見
領主に国王の養女に成る話がある事を告げた。魔力を絞り取られると、領に回す魔力が無くなる事が心配だと話た。
13 国王謁見
久しぶりに屋敷に行くと、領主に呼ばれて
「10年振りに、王都に行く事になった。お前も連れて来いと言う事だ。」
と言われた。マリエールは、王都の噂で、自分が王の養女になる話がある事を伝えた。
「マリエールが王の養女になる事でこの領に影響はないか。」
形ばかりのアンドロイドを王都に残すだけなら、今までと同じ事だから影響はないか、身柄を拘束され魔法を封じる事になれば、今迄掛けて来た魔法は消失するだろうと説明した。もし、実際魔力封じの手がせを掛けられたらマリエールにはなすすでがない。
「国が私に何を望むか、もし養女として望むなら、アンドロイドを置く程度でいいのか、本人が行く必要があるのか。何処まで自由が保証されるのかにもよると思うのです。領運営に支障をきたす様な事は応じられません。」
領主は、
「領運営に支障が出る様な拘束がある養女となるなら断るで良いな。」
マリエールは大きく頷く。領主夫人が不思議そうに、
「王命に逆らいますの。そんな事出来ないわ。」
マリエールは、
「お母上、王命を拒絶するわけではありません。領が5年前に戻らないようにお願いするのです。」
領主夫人はまだ分からないようだ。
「マリエールが王の養女になると、領が昔に戻るの。」
何処まで話が見えてないのだろう。
「それは分かりません。要するに魔力の分配の問題ですから。」
3日後に転移門を作って、10人で転移する事になった。国王の出方によっては工場や入江に影響するかも知れない。出来るだけ自由で快適な王城ライフをインジョイしたい。
どこからかシンデレラと言う言葉がイメージされたが、何の事か分からない。
予定通り王都に転移して王城に向かった。王城の客室に案内され
領主とマリエールは国王と謁見になった。2人合わせて2人しか側仕えの許可が出なかったのでアンドロイド2人を伴った。
国王陛下はにこやかだった。
「10年振りだな、ロリー厶男爵。貴殿の活躍は聞いている。領の発展は著しいそうだな。王都に居ても貴殿の領の話を聞かない日がない。それにマリエール令嬢、そなたの魔法の才は国一番のようだな。今世随一と言われた王宮魔導団長が、全く及ばないと言っておる。どれほどのものか見てみたいものだ。この後団長と顔合わせして貰う。」
外堀を埋められるとは、こんな感じかな。
「陛下のご尊顔を拝見出来まして、これ以上の喜びはありません。愚娘をかように見て頂き恐縮します。」
マリエールも失礼がないように挨拶した。
団長が入室して来た。強い魔力を感じるが、悪い魔力ではない。単純に強く鋭い。自分は戦った事はないがドラゴンでも倒せるかも知れない。というか倒した雰囲気だ。
「ドラゴンスレイヤーですよね。」
思わず声に出てしまった。
「いかにも、あなたほどの魔法使いなら分かりますよね。」
深みに嵌まる事を言ってしまった。
「ドラゴンの恨みをかっているという意味ではありません。ドラゴンの様な風格を感じるという意味です。私、ドラゴンを見た事がありませんが、あなたの風格はドラゴンスレイヤーのものと推論しただけです。」
言い訳に苦労した。
「最大のお褒めの言葉です。ドラゴンスレイヤーになって10年経ちますがこんなに感動した事はありません。」
国王が不機嫌になりだした。マリエールは話を止めなければならない。
「団長、あなたが見えたのは私の魔力とか、魔法を調べるのではありませんか。」
意識を違う方に向けて貰わないと。
王宮魔導団長がやって来た。ドラゴンスレイヤーと判った。そう話すと話が止まらない。




