なんでオレが選ばれた??
初です.駄文も良いとこですけど,よろしくお願いします.
「今日も研究室行くのかったるいな・・・」
オレの日常は毎日昼から研究室に行き,適当に研究して,だいたい夜中の12時ごろに帰るという生活を繰り返している.
昼飯もそこそこに食べたり食べなかったり・・・晩飯も同様・・・
そんな生活に飽き飽きしているが,今日もいつも通り,研究室に足を運ぶ.今日は,先生とのミーティングがある日なので,なお,憂鬱である.
「この世界からどっか異世界にでも飛ばされたら楽なのにな.そんなことは実際には起きないけどね」
,と自嘲気味につぶやいてみるオレ.
そうするとどこからともなく,不思議な声が聞こえてくる.
『そんなにどっか異世界に行きたいなら連れってってあげようか』
オレはキョロキョロしたり,耳をふさいでみたりしたが,聞こえてくるこの声に対して,驚いていた.
「何これ!?どっから聞こえてくるの??」
『私は神様なんだよね.ということで,探したりしても見つけられないよ.あっ,あと.君の心の中に話しかけているんだよね.だから,耳ふさいでも意味ないから』
オレは驚いたが,このまま混乱してても仕方がないし,とりあえず,話を聞いてみるか.実際,嬉しいことだし.結構,楽観主義だなオレって・・・いまさらながらに気づいてしまったよ.
「とりあえず,信じたくはないけど,神様だということは理解しました.実際に起きてるんだから信じるしかないんですけどね.それで,異世界に連れて行ってくれるってどういうことですか?」
『理解早いね.君は,もっと混乱してくれると楽しくてよかったんだけど,なんかつまんないよ.』
神様,ふくれてしまってるよ.とりあえず,驚いたふりをしておくか.
「おっ驚きましたよ!!」
『ホントに!?なら良かった』
結構単純な神様かも・・・
『それで,本題に入るけど,異世界に連れていくっていうのはね.ちょうど,ある世界がちょっとややこしい事になっていてね.それを解決するためにだれかを送り込みたいなって思っていたんだよね.そこで,ちょうど君が,異世界行きたいっていうからおっこいつやる気あっていいなって思ったんだよ.それでスカウトしてみたってわけ』
なんか安直な理由で決められてしまってるんだけど...良いのかな.
「それって拒否権あるんですか」
『拒否権はないよ.もう決定だから,それで君が行く異世界は人間じゃなくて妖精と魔族が進化した世界だから.
後は君の脳をいじくって念じるだけで,異世界に行けるようにしといたから,んで,異世界でしてほしいことは,世界の統一です.簡単に言ったら,どんな方法でもいいから世界を統一国家にして欲しいってことなんだよ.』
「世界統一って,なんで,そんなことする必要があるんですか?そういうものは人工的にするのはどうかと・・・」
『大変申し訳ないんだけど,私ら神様の中に裏切りものが出ちゃってね.そいつらが裏で操ってるみたいなんだよね.それで世界がぐちゃぐちゃになってしまって一度世界をリセットした方が良いんじゃないかというのが神様会議で出たんだよね.こういうのって神様がやっちゃうと裏切り者と同じになっちゃうので,ここは関係ない世界の住人にやってもらおうということになったんだよ.』
「それなら,その裏切った神様だけ倒してしまえば,終わりじゃないんですか?」
『事がそう簡単ではなくなってしまったんだよね.裏切り者たちはかなり前から秘密裏に動いていたみたいで,国のかなり深いところまでかかわっていて簡単に排除できないんだよね.それで,行ったん世界を統一してそれを解消しようってわけ』
「なるほど,それで具体的にはどうしたらいいんですか?」
『君には辺境の地に行って人材を集め,国家を作ってほしい.』
「はっ・・・・国家を作る????」
『そっ,国家を作るんよ.簡単には作れないから,君の能力はあげといてあげるから,体力とか知力とかをね.センスをあげてるだけだから,ちゃんとトレーニングしないと駄目だからね.』
「はあ,とりあえず,頑張ってみます.どうせ,拒否権はないんだろうし・・・」
『んじゃ,そういうことで頑張ってね』
「えっ,説明ってそんだけですか???」
『そんだけだよ.また,なにかあったらくるから』
いっちゃった.まあ,とりあえず,
先生とのミーティングに行くか.