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1、世界の始まり
2XXX年、世界で初の『怪人』が現れた。
『怪人』は社会への恨みを叫びながら周囲へ攻撃し始めた。
政府は『怪人』にも人権があるとして『怪人』に任意同行を求めたが、当然、警察は返り討ちに遭い、そこから『怪人』には人権がなくなった。
故に、『怪人』は『侵略者』とみられ、自衛隊が本気で討伐した。
その後、『怪人』の体の研究の結果、『怪人』はその体に、未知なるエネルギー『変革エネルギー』を宿していることが分かった。
早速、政府は日に日に増加する『怪人』への対抗策として『変革エネルギー』を宿した人間『英雄』を作った。
こうして、子供向けアニメのような『怪人』VS『英雄』という非現実的な出来事が日常になった。
それから10年ほど経ち、『怪人』は各個撃破されるのを防ぐために『悪の組織』を作り、『英雄』は『怪人』の討伐を効率化すべく、『英雄機関』を作った。
そんな、ある意味イかれている戦いに巻き込まれてしまう少年がいた………。