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パラレルワールドと姉と僕
はじめての小説です
水曜日と土曜日に投稿します。
誤字などがあるかもしれないので
大目に見ていただければありがたいです。
<作られた夢>
蒸し暑い夏の日の昼
そのはずなのに辺りは薄暗く
背筋が妙に寒い。
木々が太陽の光を遮っている
山奥の道で、僕と姉さんだけが
その道を歩いていた。
姉さんは僕に「大丈夫だよ。」
そう言い聞かせていた。
小さい僕の目は泣きそうだったけれど、
姉さんが一緒にいるからだろう、
ゆっくり地面を見てこけてしまわないように
歩いていた。
この光景にデジャブを感じた。
この続きを僕は知っている、いやだ
見たくない。
逃げたい、助けて。
「現実と向き合えよ!」
その声が耳の中を駆け巡り、僕は目を覚ました、
その声の持ち主は僕だった。