虐殺の終末
第1話Slaughter system of
私たちは僅か4歳の頃に虐殺のシステムの世界と呼ばれる子供でも赤ん坊でも大人でも老人でも躊躇なく殺されるシステムの世界に預けられた。
ニァは変わった子で普通の子なら怖くて泣いたりするのだがニァは笑みを浮かべていた。
遥か昔この世界では虐殺のシステムよって5万人の人が死んだと言われている。
私たちは今高校生なわけだけどこの世界の高校は授業を受けない子や学校のルールを守らない子は全員殺されるようになっている。
「ニァ、怖くないの?3人生徒が死んだんだよ」
「ユー、脳にはね人間の虐殺をプログラムするシステムがあって人間が怖いって思うほど人はみんな死ぬんだ。
ユーの脳がどういう作りなのか私は興味があるの。」
「ニァ何言って…」
ニァが持っていたのは頭蓋骨改造プログラムと呼ばれるこの世界にしかない超貴重な虐殺の武器だった。
「ユーはさ、人間の脳がどうなってるか知りたくない?」
「ニァ…やめて…」
ニァは1人近くにいた生徒それも女の子の頭蓋骨を改造し1人殺してみせた。
頭蓋骨が割れ鮮やかに血が流れる。
「どう?面白いでしょ?」
「…」
私はその場で嘔吐していた。
第2話Madness of Nia
昨日ニァがしたことは誰にも知られていない。
「ニァはこの世界を出たくないの?」
「私はここにいるのが楽しいからね
ユーも気をつけたほうがいいよ
そのうち死ぬから
私かシステムに。」
「ニァまさか私を殺す気なの?」
「さあね」
ニァは何を考えてるんだろう。
そういえばここに来た時ニァが持ってたもの…
あれ、何だっけ?
「おい、授業始めるぞ」
「ご、ごめんなさい」
寝そうになってたらしい。
私は昨日寝れてなくてニァはどこかに行ってたんだっけ。
えっと、教科書出さないと。
鞄に手を入れると赤い水みたいなのが指当たった。
血だ。
恐る恐る鞄を開けると昨日の女の子の首が…。
「うわあああああ」
「おい、静かにしろ」
「く…首が…」
「首?見せてみろ」
先生が鞄を見ると中には首が入っていた。
「なんだ…これ…」
先生は嘔吐した。
第3話Knowledge citation of Nia
「ニァ、正義って何だと思う?」
「パスカルは『正しいものに従うのは、正しいことであり、最も強いものに従うのは、必然のことである。
力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である。
力のない正義は反対される。なぜなら、悪いやつがいつもいるからである。
正義のない力は、非難される。
したがって、正義と力とをいっしょにおかなければならない。そのためには、正しいものが強いか、強いものが正しくなければならない。
正義は論議の種になる。力は非常にはっきりしていて、論議無用である。そのために、人は正義に力を与えることができなかった。
なぜなら、力が正義に反対して、それは正しくなく、正しいのは自分だ。と言ったからである。
このようにして人は、正しいものを強くできなかったので、強いものを正しいとしたのである。』
と示してるみたいだよ
これでいうと弱肉強食に近いかもね
ユーはどうする?」
ニァは笑ってる。
「これって誰の言葉?」
「さあね
教えないよ」
「どこで知ったの?」
「哲学を読み漁っただけ」
「いいなぁ」
「でも結局これと同じようにしたら
ユーは簡単に殺されるかもね」
ニァがポケットから取り出したものは
歯が尖ったナイフだった。
「それ何に使うの?」
「試してみる?」
ニァの言葉が怖さを感じさせた。
「う、うん
いいよ
怖いし…」
「そ、ユーの腕切れたのに」
と言ってニァは笑ってる。
「何で私を殺そうとするの…?」
「さあね
面白いからだよ」
面白い…
私はニァが怖かった。