赤い忍者と
このドラゴンロードオンライだが、別にゲームバランスがぶっ壊れてて「1ジョブ極めるだけでヌルゲーワロタ」とかそういった類のクソゲーというわけではない。
ゲーム運営が課しているルールを破るようなプレイヤーに対してGMは厳しい対応をとるし、
PK自体は存在するがプレイヤーの中にも自治機構のようなものができていてこれまで大きな問題となったことはない。
では、なぜ俺はこの一見素晴らしいゲームの中心でクソを叫ぶのか。
答えは簡単だ。
「いつになったらドラゴンが出てくるんだよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
そうなのだ。
タイトルの先頭に燦然と輝く[ドラゴン]の四文字
とりあえずファンタジーものだったらドラゴンはいるっしょwくらいのファンタジー常連お馴染み当たり前生物がこのゲームにはいないのだ!
「いや、タイトルに思いっきり[ドラゴン]って書いてあるじゃん!それでいないのはどう考えてもおかしいだろ!詐欺だよ詐欺!」
「それを今更叫ばれても困るでござるなあ」
隣で座りながら謎の薬を調合してるっぽい全身真っ赤のド派手忍者がツッコミを入れてくる。
「このゲーム初めてもう5年でござろう? いい加減潔く未練を断ち切るでござるよ。」
隣のアホが意味のわからないことを言ってくる。俺はお前の語尾を5年聞き続けてもなおベタすぎるからやめたほうがいいと思ってるぞ。
「おいアホ忍者 お前は俺にドラゴンを諦めろと言うのか?」
「いやだってこの世界[ドラゴン]って単語すら存在しないでござるし。」
そうなのだ。この[マース]と呼ばれる 「こう…もうちょっと捻ってもよかったんじゃない?それアースもじってるだけだよね?」と言われ続ける世界には
[ドラゴン]に類する[竜]などの言葉がそもそも存在しなかったんだ。
ワイバーンやリザードマン、大トカゲなんかがモブとしてうようよしているのに。
「マジでどういうことなんだよ…絵をかけるプレイヤーがいろんなドラゴンの絵を描いてこの世界の人間に見せても誰も知らなかったっぽいし…」
「やっぱりいないんでござるよ。ドラゴンとは言ってるけど別の意味を含んでるオリジナルの言葉だったりするかもしれないでござるし。」
「いやだああああ!信じたくなあああああい!」
「うるさいでござるなあ。ほらほらいつもの発作は抑えてさっさと夢ダンジョン行くでござるよ。そろそろ蝶の鱗粉無くなってきたでござるし。」
発作とはなんだ!発作とは!俺の真摯な魂の叫びを発作とぶった切ったアホ忍者はダンジョンに行く準備を進めていたらしく、縄で縛った俺を担いでダンジョンに連行していった。
「ドラゴン美少女たちとのうはうはハーレム計画!諦めんぞおおおおおおお!」
一人の男の魂の叫びは鈍い打撃音と男の[ぐぇばッ!」という声とともにダンジョンに消えていった…
自分で自分の需要を満たすために書き始めました。
更新はがばがばなので許してください。