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短編集

煩悩

  思い出せないアイディア・・・空想文書作成者。


  あのアイディアは良かったという節と感触はあったのだが、内容はまるで覚えていないのである。

 擦り切れやしないモヤモヤ感だけでココロをぐさり、腐らせていくようだ。


  まとみとむを掛け合わせた出汁がすぐその辺に出てそうなんだがなあ、出ないか。

 まとみとむのその何かは全く出てこない。

 出てこないばかりか、この間の給料ほとんどが夏競馬のお陰様ですってんてんの擦り切れ坊主と化しているのだ。


  阿波踊りを踊っている場合じゃないワ!

 泡吹いて踊らされてるんジャ!


  狸寝入りして私は女性が思う痩せたい願望についての心理に耽る。

  痩せたいという貴女の先行立ったトータルバランス、それは何も考えてないじゃないですか、それは。

 ただほそく、ただ手足がながく、又、そして肌は白く維持までしちゃっていてまるでカモシカじゃあないですか。


  しかし、それとは違ったもの・・・

 つまり人工的な物であるからして・・・

 

  じゃあ、貴方の求めるパーフェクトラインは何処へ?


 突如、探し当てるはロロの剣。


 あぁ、それを持たざる勇者よ!


 おぉ・・・惜しい!

 

  顔はイマイチなのだが、瞳を閉じると感ずるもの、それは、正に私が求めていたそのものだ!


  ふっはっはっは。

 もうブス専と呼ばれてもよいわ!



  数多のヘルス街をほととキリギリ歩き尋ね道は疲れたス...。


  人生というものには「夢」にできるだけ近づき、あとは妥協することへの戦いの挽歌なのだと流れるネオンと共に紫煙渦巻く薄暗めいた看板を見つつ、秘めた胸中の中に芽生える教訓を私は口笛を吹きながら深く刻み込むのであった・・・fin



※作者が長期休暇を求めた為、連載は打ち切りとなりました。

 これからも僕達のココロの中で活躍する空想文書作成者の次回作にご期待ください!  完

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