表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/26

それは新手の拷問ですか?

「リロイ様!」



午後の打ち合わせに来たエレクトラは挨拶もそこそこに長い木の棒をリロイに渡した。



「ガストさん、これをお持ちになって!」



『え…??』



困惑する男二人に怯むことなく、エレクトラは指示を出した。

もう、異議ありなんて言えないような威圧感を二人はひしひしと感じて言われるがままにするしかなかった。

のちにガストは語った。

かの人はまるで女王であったと。






☆☆☆☆☆☆



「グッ…ふぁ…もう…」


「リロイ…もうちょっと…下手に動くと俺が…っ」




扉を開けたハナが見たものは、

角度によっては男同士であらあらまあ、BでLな関係に見えなくもないリロイとガストが汗をかいて苦悶の声を上げている姿だった。


なんのこっちゃであるが、簡単に言うと二人で人間ぶら下がり棒をしているのだった。

木の棒を持ったリロイをガストが重量挙げよろしく持ち上げているという。



「リロイ様もガストさんも後1分ですわ!!

リロイ様!

その棒をお姉様の手だとお思いになって!

ガストさん!

リロイ様を崖に落ちそうなハナさんだとお思いになって!」



「リロイ様!後少しです!ゼベットは貴方ならできると信じております!」



そんな二人を応援するエレクトラと従者。



「姉上えええぇぇぇぇ」

「お嬢おおおぉぉぉぉぉ」



最後の力を振り絞り声をあげる二人。




ぱたむ…




と、静かに扉を閉めたハナはとりあえずなんか甘いものを買ってこようと思った。


みんな疲れてるんだよ、うん。

差し入れしよう。

しかしイイモノみられたよ。


前世が腐女子というのもおこがましいと謙遜するが、そこそこ腐海の海にどっぷり漬かっていたハナは少し幸せに思ったけれど、口には出さないことを誓ったのだった。


ぶら下がり棒で背が伸びるは自分では実証されませんでしたが(笑)、腰痛や骨矯正にいいとちらりと聞いた気が…


家にもあった気がしたとふと居間を見たら、立派な洋服かけに進化してました。



(´・ω・`)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ