8.新人さん
お待たせしました!
お久しぶりです…神城レイヤです
今日はなんと新人が来るとの事で…
俺も遂に先輩かぁ〜なんて事を考えていたらとてつもなく大変なことになりました…
ではその一部始終をどうぞ…
★★★
俺はこの日朝からモリヤさんとかと任務だったので朝は4:30に起きていた
「うわ…昨日の夜遊びすぎた…」
昨日の夜は姉貴に部屋へ侵入され追い出すのに5時間かかり寝れなかったのだ…
「っとそろそろ行かないと…」
俺は重い腰をあげ任務へと向かった
朝ごはんはとりあえずいらない…
今食べたら恐らくイーちゃんの運転で漏れなくreversされるだろう…
「うぅ…」
俺はフラフラしながら向かっていた…
「おぉーーーしっ!来たなー!」
朝からうるさいモリヤさん…
「で、では行くのれすよぉ〜」
半分寝ているイーちゃんが運転席に座った…そして…ブロロロロロローン!
いつもの急発進…イーちゃんの居眠り運転にも慣れているので俺は着くまで寝ようと思った…
「よし!着いたぞ!」
「はやっ⁉︎俺へのイジメですかっ⁉︎」
「いや…違うぞ?
イリナが飛ばしすぎたんだ」
「………zzzZZZ」
その飛ばした張本人はお休みになられている…
「さぁ!行くぞ!」
「…はい…」
帰ったら絶対寝よ…
俺はそう心に決めスピリットの討伐へと向かった
★★★
3時間におよぶ戦闘の末無事勝利した俺達は現在寝ているイーちゃんに変わって俺の運転で日本支部へ戻っている
「(あー眠…)」
「マッスルマッスル!
マスルマッスル!マスルマッスル!」
うぜぇ…こいつマジでうぜぇ…
後ろでマッスル体操(俺命名)が行われていた…
そしてそれが終わると同時に日本支部に到着した
「よし、ついた…寝よ…」
ここからだと自室よりメンテナンス室の方が近い…と思った俺はミーシャに部屋を借りようと思いメンテナンス室へ向かった
え?なんでミーシャかって?…無償で部屋を貸してくれるんだよ何故か…
で時々アポなしで行くと俺の寝ていた布団の上に転がってハァハァ…している
体調でもわるいのか?と聞くといつも飛び起きる…
まぁ今日は大丈夫だろう…
そしてメンテナンス室へ到着…
「おーい!ミーシャ!布団借りるぞぉ〜」
俺はそう言い慣れた手つきで布団を引っ張り出して来た
「うん!いいよ
あ、その間にメンテナンスしてあげよっか?」
「お、助かる」
そして俺は霊器を外しミーシャに手渡した
「じゃおやすみ」
と言ってミーシャは去って行く
「さてね…《ピンポンパンポーン!レイ君!今すぐ支部長室に来なさい!》るか…」
なんか言ってた気がするが気にしない…《来ないとお姉ちゃんの唇が飛んでくぞ♪》
俺はものすごい速さで起き上がり人間とは思えないスピードで走った…
通常メンテナンス室から支部長室までは10分かかる…俺はそれを2分で到着させた
「し、失礼します…」
中に入ると既に他の第一部隊のメンバーがいた
「遅いよ」
ヘンクさんに静かに注意された…
「おほん!では皆そろったな!」
と支部長がすごくカッコつけて言った…
「では紹介しよう!
新人の東 ミナ君じゃ!」
すると支部長の後ろから1人の女の子が現れた
「はじめまして
東 ミナです」
…………………へ?
それだけっすか〜?
「よ、よろしく
俺は第一部隊隊長ヘンクだ」
「運転手のイリナなのですよ!」
「男は筋肉!モリヤだ!」
「ジャッ、ジャック…です」
各々自己紹介をした…
「あなたは?」
俺はみんなの自己紹介に驚きフリーズしていた所を東さんに声をかけられ意識を戻した
「新型の神城レイヤです」
「そうあなたが新型の…」
ジロ〜っと俺を見てくる…
「以上じゃ!解散っ!」
支部長ってほんとには適当な人間だと思う…
「あ、レイ君!ミナちゃんの教育よろしくね♪」
と姉貴に言われた…
「は?なんで俺が…」
「彼女も新型だからよ」
「よろしくお願いしますレイヤ教官」
ペコっと俺に向かって一例する東さん…
「ええっとこちらこそよろしく」
俺はそう言いその場を去ろうとした
「寝るか…」
ミーシャに預けた霊器を取りにいきがてらそこの場所を借りようと思った…
スタスタ…
何故だろうストーカーがいる…
俺は立ち止まって後ろを見る…
「レイヤ教官なんでしょうか?」
「いやこっちがなんでしょうか?」
「ユウカ教官にレイヤ教官について回れと言われたので…」
「そうか…ではとりあえず自由!
俺は少し用があるから」
寝るというとても大切なな!
「そうですか…なら訓練は何時からでしょうか?」
「17:00に訓練場な
第一の訓練場だからな」
と言いながら俺は再び歩き出した…
スタスタスタ…ドッシーーーン!
「何が起きた!」
「すいません転びました」
あなたは爆弾ですか?
「そ、そうか気をつけろ…」
そして再び歩き出し…
スタスタスタ…
「なぁいつまでついて来るんだよ?」
「教官の用事が気になりまして
もしかしたら自分の訓練が後回しにされてるように感じまして」
妙に鋭い…
「キ、キノセイダヨー」
「ならそのカタコトを治してください…」
はっ⁉︎しまった…
「…ダッシュ!」
俺は持ち前の瞬発力でダッシュした…
ふふふここまでこれば…
「教官?」
「なんで⁉︎」
俺の前になんで東さんがっ!
さっきまで後ろだったじゃん!
「どこに行くのですか?」
「…ダッシュ!」
再びダッシュ…
「教官?」
あるぇ〜〜〜?なんでいつも俺の行く先に現れるのかなぁ?
ワープ?瞬間移動?分身の術?
「いえ…走ってるだけですけど…」
はやっ!俺もなかなか早い方だと思ったが…
「まじか…
つーか霊器取りに行くだけだよ」
「そうでしたか
ではこのあと直ぐにでも訓練できますね!
自分は先に行って待ってます!」
急に生き生きとし出したぞ?
…あ、寝れないわ…
この後18:00から俺は任務だ…
彼女の事だから恐らくギリギリまで訓練に付き合わされるだろう…
「ははは…オールナイト!サイコー!!!」
なんかわかんないけどテンション上がるわー!!!!!
この日俺は訓練、及び二回目の任務でボロボロになり次の日は一日中寝て過ごしてしまい姉貴の制裁をくらったことは他でもない
お読みいただきありがとうございました!
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