1.日本支部へ
書きたいこと書いてたら長くなってしまいました…
〜対スピリット組織ファントム本部〜
「神城レイヤ…お前の配属先が決まった」
俺は第四世代の霊器使いとして今年から活躍する予定だ…
「でどこですか?」
「ふ、ありがたく思えよ
お前の故郷日本支部だ」
「日本すか…」
日本…昔はとても繁栄していたい中々の国だったらしい
今はスピリットの襲撃により廃れているが
「了解です…いつからですか?」
「明日日本支部へ向かう輸送ヘリが出る君はそれに乗っていって貰うよ」
「うぃーす…」
正直たるい…俺は元々霊器使いになんて興味はなかった普通に平和に暮らそうと思っていたのだ
その理想の生活を打ち壊した人物がいる…そう俺の姉だ奴は俺の血を勝手に抜き取りそれをファントム本部へ送った
そして1週間後俺の周りに黒服の男達が現れて俺を拘束…そのまま本部へと拉致されたのだ
「…い話を聞いているのか?
君には期待しているんだよ何て言ったって世界初の新型の霊器使いなんだから」
「…はい」
そして今に至る…日本から拉致され本部があるイギリスまで連れて来られた俺的には嬉しいが…日本に帰るとなるとあの無茶苦茶な姉がある…
「では…失礼します」
俺はそう言って本部長室を出た
★★★
〜日本支部〜
「なぁ聞いたかっ!」「何だ?」「この支部に新型の奴が来るらしいぞ!」「マジかっ!」
私の名前は神城ユウカ!可愛い可愛いあの神城レイヤのおねぇちゃんです!
「やっほぉーいっ!レイ君が戻ってくる×戻ってくる♪」
私は新型の霊器使いと聞いて大喜びした
何故ならそれは1人しか今の所いないから
そう!私の可愛い可愛い弟君!
「あの…教官?」
「おぉ⁈第一部隊隊長殿ではないか!どうしたの申すかー!」
「いや教官の様子が変だったんで…」
「気にするでない…気にするでないぞぉーーーー!」
あーはははははははっ!そう笑いながら私は教官室へと戻って行った
★★★
〜対スピリット組織ファントム本部〜
「では神城君健闘を祈るよ」
「はい…せいぜい足を引っ張らないよう頑張ります」
そう言って俺はヘリに乗り込んだ
ブロロロッ…ヘリはエンジンを付け空高く飛んだ
街では毎日のように暴動、抗議デモ、喧嘩が勃発している
その理由は物資の不足だ…霊器使いが優先的に物資を得ることが出来るので普通の市民は物資を得ることが難しい
「…こりゃすげぇな…」
「でしょう?この程度の暴動は日常茶飯事ですよ」
ヘリの運転手と楽しく談笑しながら俺は日本支部へ向かった
日本支部まで片道9時間…俺は途中から趣味である読書に没頭した今読んでいるのは「スピリットのいない世界」という本なんでも昔の事を書いている本らしい
「ふわぁ〜」
もう夜中に近くなっていた
「パイロットさん…着いたら起こしてくれますか?」
「おう!いいぜ!霊器使いは寝れる時に寝とかねぇとな」
そう言われたので俺は瞼をゆっくりと閉じた
時は過ぎて俺は日本支部へと到着した
「うわぁ〜…ついに来てしまった…」
故郷に帰って来たというのにこの絶望感…するとドドドドドドッ!
俺はこの足音を知っている…俺の天敵だ
「レ〜イ〜く〜ん!」
「来るなぁーーーーー!」
俺は逃げた…ヘリの周りをグルグルと…
が
「つっかまえた!」
「ごぶぼぉ!」
「ぬほぉー!会いたかったよー!私の可愛い可愛いレイ君よ!」
「はなせ!コラ!」
「このおねぇちゃんの大きな大きなお胸に埋れて嬉しいって?もぉーエッチになったなぁ〜!」
「誰もんなこと言ってねえよ!
つか苦しい!息できない!死ぬ!」
「クンカクンカ!はぁ〜レイ君の匂い!」
「ぎゃぁぁぁぁあ!」
「あの…教官?そろそろその辺に…弟さん死んじゃいますよ?」
救世主だっ!救世主が現れたぞ!
「むぅ〜仕方ないなぁ〜」
「ぶっはぁ〜…スピリットに殺される前に姉貴に殺される所だった…」
「では改めて!お帰り!レイ君!」
「…あぁ
んでこっちの人誰?」
俺は救世主さんが誰か聞いた
「俺は第一部隊体調のヘンク・チャストだ!ヘンクって呼んでくれ」
「どうもさっきは助けていただきありがとうございました
このバカ姉が何かご迷惑をお掛けしてないでしょうか?」
「レイ君?もふもふの計に処すよ?」
この姉貴怖い…
「あははは…それより教官この後彼を支部長室へと連れて行かないと行けないんじゃなかったですか?」
「うぉっと!そうであった!
じゃあレイ君ついて来て!」
と言って俺の手を握る姉貴…
「おい…コラ…なんだこの手は?」
「姉弟の愛情表現?」
「ふざけるなっ!」
「むぅ〜いけず〜」
そして俺は姉貴に連れられ支部長室へと向かった
対スピリット組織ファントムの日本支部はとてつもなく広かった支部長室へ行くまでに歩きで10分…ふざけてるでしょ?
「姉貴…まだ?」
「え?もう通り過ぎてるよ?」
「ならさっさと言え!」
ほんとこの姉貴やだ…
でもこんな姉貴でも一昔前では凄腕の霊器使いだったらしい
今ではその腕を買われ教官へと転職…はぁ〜俺もこの姉貴に教わるのか…
「ついたついた〜」
「近っ!ヘリポートから近いっ!」
「だってレイ君日本支部見たいかなぁ〜と思って」
「後でいい!後でよかったっ!」
「失礼しまーす!」
「…頼む姉貴…一度でいいから俺の話を聞いてくれ…」
俺はそうつぶやきながら支部長室へと入った
中にはかなりの年齢のおっさんが座っていた
「へーい!支部長ー!」
と言いながら頭をぼんぼん叩いている我が姉…
「やめんかぁ!」
俺が叫ぶ…
「ふぁっ!ふぁっ!ひふほほほほふぁ!ひひふふほほふぁふぁい!」
「支部長入れ歯ー!」
はぁ…この支部疲れる…
そして支部長がポケットから入れ歯を出して装着…なんかキラーん!って光ったぞ…
「入れ歯も入ったことじゃ
自己紹介をしようかの!ワシはこの支部の支部長!織○信長じゃ!」
「はい?」
「ぎゃぁははははは!」
「支部長ふざけないでください…」
奥から秘書と思わしき女性が出てきた
「それにユウカさんも…いくら弟さんが帰ってきたからと言って変わりすぎです」
「「ふぁ〜い」」
この支部長と姉貴何気にめっちゃ仲良いな…
「ゴホンっ!では改めてじゃ!」
何回改めてるんだよ…
「ワシが勝海○じゃ!」
「は?」
「ぎゃーはははは!」
「支部長…いい加減にしてくださいっ!支部長がそんなだから日本支部の予算が減らされるんですよ!」
と言いながら持っていたファイルで支部長と姉貴の頭をボコすか殴る女性秘書…
「あ、すいません俺にもそれ貸してください」
「え?あ、はい」
よし…
「姉貴!こっち来て!俺が愛のムチを入れてあげる」
「わぁーい!レイ君から愛を受けれるよ!」
そして俺は大きく振りかぶって…
「姉貴は…少し寝てろっ!!!!」
「きゃふっ⁈」
「よし…あ、これお返しします」
「「…………」」
支部長と秘書が俺を見ている…
「それで支部長のお名前は?
時と場合によっては俺がとある川まで先導しますが?」
「ふぉっ⁉︎わ、ワシは永原ハジメじゃ!
な、な、だから三途の川までは案内してくれなくて結構だぞっ⁉︎」
俺はチラリと秘書を見た…ウンウンと頷いているので本当だろう
「私はここの副支部長ライナ・オーガストです」
「あーよかった…ライナさんみたいな副支部長で…副支部長もこんな奴ら(姉貴と支部長)だったらどうしようかと…」
その後俺はここ日本支部の説明を受けた
そして俺は気絶している姉貴をおいて自室となった場所をライナさんに案内してもらった
「さてこれからどうなることやら…」
そうして俺は瞼を閉じた…
お読みいただきありがとうございました!
こんな感じで行きたいと思っております!
これからもよろしくお願いします!
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